2010年1月10日 小金井市の物件
現地に到着すると、家が建っていない…。建売物件の見学に来たのだが。
営業担当からは「まだ建っていないですが、人気あるので早くしないと売れてしまいます」との説明。
この区画の今回の販売戸数は6棟であり、半数が売約済みだった。
急かされても、家探しを始めたばかりの私たちにとって、基礎部分のコンクリートと図面だけで即決できる買い物ではない。
どんな家が建つのだろう?
リアクションを取れずにいると、「当社の売却済み未入居物件が近くにあります。中をご覧になりますか?」
見せていただくことにした。
「うん、庭部分はコンクリートだが車を横に2台駐車しても問題ない。リビングの前に庭と4.5m道路があり日当たりは大丈夫そう」
外見は、あまり好みではないな〜(心の中の声)
小さいお子さんを連れたお母さんが挨拶してくる。こちらも「こんにちはー」と明るく挨拶。ご近所さんになるかもしれない。
さて、内装はどうだろう。
中に入ると、「えっ? ここって団地?」 (*決して団地が悪いという意味ではありません)
これが第一印象。
私たちが抱いていた戸建てに対するイメージが感じられない。
「今住んでいる賃貸マンションよりもリビングが狭い」、「内装のグレードが低い」、「ベランダは人が立つ幅しかない」
ネガティブな印象しか出てこない。
小金井公園や西武新宿線が近く、立地条件は良い。また、住宅街であり、近くに病院があり、環境としては申し分なさそう。
「立地条件はいいけど、この規格の家はやだな〜」が私たちの結論。
その場では言葉に出せず、営業担当には「ここはいいですね〜」と伝える。
「即決できないので帰宅して考える」
「詳細な資料を準備して翌週半ばまでに送付しますのでご検討ください」と言われて現地を後にした。
この資料、翌週になっても、数か月経過しても届かない。
私たちは、この建売メーカーの物件を家探しの対象から外した。
家が狭く、内装のグレードが低くことは都内では多少は仕方ないにしても、「連絡します」と自ら伝えながら連絡のない営業担当に誠意が感じられなかった。
もしかすると、本気で買う意思がないと見抜かれたのかもしれない。
(後になって考えてみると、「3階建て」「1階部分の大半が駐車場(1台)」で同様の販売価格の建売物件が23区内に沢山あります。そのような家と比べてお買い得なのだろうと思います)
私たちは、諸事情により事前に勉強する時間的な余裕のないままマイホームを選ぶことになりました。
私たちは、まず、不動産・住宅サイトSUUMO「スーモ」を見て場所と物件の規模から価格傾向を知ることから始めました。短期間に転居するには建売物件しかないと考えたからです。
平行して下の本を読んでいれば、もっと理解が早かったかもです。