[第4話]西向きの家は嫌

2010年4月4日 某市の物件

初回訪問から4カ月後。2回目の訪問は、本格的に家探しとしての訪問となった。

この日は2社の分譲住宅を見学する計画であり、先に鎌ヶ谷市の家を見てきた。

以前に見学した2棟には既に人が住んでいた。建築中だった家を含め、同じコンセプトの庭広の家が並んでいる。

数か月の間に家の数がずいぶんと増えた。

この日の見学は3棟。営業担当は初回訪問時と同じ。

「西向き?」

気になっている家は「南西」の説明だったが、ほぼ真西だと気づいた。

「第1の条件が南向きだったよね」「西向きは嫌!」

すかさずチェックが入る。

「南向きの家があります。こちらは条件に合うのではないでしょうか」

南向きの家は、南に9m道路と庭があり、道を挟んだ南側に家が建っても日差しは十分に確保できる。

妻にとっては理想の家。

でも、庭が狭い。子どものビニールプールも置けそうにない。(心の声)

また、庭と道路に高低差があり、子どもが落ちて怪我をすることがあるのではと心配だ。(心の声)

妻は気にいった様子だったので、「検討させてください」と営業担当に伝えるのが精いっぱいだった。

この日は先に超一流ハウスメーカーの分譲住宅を見学してきた。

南西向きの家も、南向きの家も、鎌ヶ谷市の家にひけをとらないと、感じられた。

鎌ヶ谷市の家で担当者がアピールしていた家の構造、内装や設備がこの街の家でも採用されている。

「ふーん、この箇所はこういうことだったのか」

複数の物件を見学することにより、素人は目と耳で学んでいく。

 私たちのマイホーム探しについて

私たちは、諸事情により事前に勉強する時間的な余裕のないままマイホームを選ぶことになりました。

私たちは、まず、不動産・住宅サイトSUUMO「スーモ」を見て場所と物件の規模から価格傾向を知ることから始めました。短期間に転居するには建売物件しかないと考えたからです。

平行して下の本を読んでいれば、もっと理解が早かったかもです。

新版 家を買いたくなったら

「家を買おうかな」と思ったときにまず読む本

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