[第17話]この土地とは縁がなかった

2010年5月14日 某市の物件

会社を午後半日休んで土気の物件と某市の物件を見てきた。

納得がいけば最終決定とするつもりだった。また、妻から事前に了承を得ていた。

土気:前回訪問時に営業担当が「値引き頑張ります」と言ってくれたので、納得のいく値引き額であれば決める。

某市:お気に入り物件の隣の物件を内覧して、私たちの理想に合うようであれば決める。(候補だった南西向きの物件は売却済みと聞いていた)

妻は西日を非常に気にしていたが、前回訪問後に住んでいた賃貸マンションの窓からふと外を見て気付いた。

「このマンションは西向きだ」

それ以降、「南西の家でもいい」

妻の条件が変わっていた。

「早くこのマンションを出て戸建て住宅に移りたい」

こちらが本音だったのかもしれない。

土気を早めに出たがインフォメーションセンターに到着したのは18:00頃。既に日が落ちかけている。太陽に勢いがない。

「しまった!西日の確認ができない」

到着時間が遅くなったため、最大の目的を果たせない。あーあ、本当に間が抜けている。

この日は普段と別の営業担当が2戸案内してくれたが、何かが違う。

「本日の物件は、どうも私たちの希望に合わないようです。遅くまでお手数をおかけしました」

「2つめの家の隣が良かったのですが、売却済みだったのですね。仕方がありません」

時間の猶予がない。この土地の家とは縁がなかったのだ。

 私たちのマイホーム探しについて

私たちは、諸事情により事前に勉強する時間的な余裕のないままマイホームを選ぶことになりました。

私たちは、まず、不動産・住宅サイトSUUMO「スーモ」を見て場所と物件の規模から価格傾向を知ることから始めました。短期間に転居するには建売物件しかないと考えたからです。

平行して下の本を読んでいれば、もっと理解が早かったかもです。

新版 家を買いたくなったら

「家を買おうかな」と思ったときにまず読む本

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