悪性リンパ腫の勉強

悪性リンパ腫治療薬の勉強

最低限理解したいと管理人が勉強した内容です。

1. 悪性リンパ腫の治療法

実臨床で施されている悪性リンパ腫の治療法を以下に記す。

悪性リンパ腫の種類治療法
ホジキンリンパ腫ABVD
BEACOPP
慢性リンパ性白血病フルダラビン
フルダラビン+シクロホスファミド+リツキシマブ
濾胞性リンパ腫R-CHOP
イブリツモマブ
びまん性大細胞B細胞性
リンパ腫
R-CHOP
イブリツモマブ
バーキットリンパ腫CODOX-M/IVAC
リンパ芽球リンパ腫急性リンパ性白血病に準じた治療
成人T細胞リンパ腫LSG15療法(VCAP/AMP/VECP療法)

なお、成人T細胞性リンパ腫に対しての標準治療は確立していない。

2. 非ホジキンリンパ腫の効能効果を持つ薬剤

非ホジキンリンパ腫の効能効果を持つ薬剤には以下のものがある。

情報源:各抗癌剤の添付文書ほか

薬剤名効能効果(添付文書)
イリノテカン悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫)
イブリツモマブチウキセタンCD20陽性の再発又は難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫
ベンダムスチン塩酸塩再発又は難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫
フルダラビンリン酸エステル再発又は難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫
貧血又は血小板減少症を伴う慢性リンパ性白血病
リツキシマブCD20陽性のB細胞性非ホジキンリンパ腫
イブリツモマブチウキセタンの前投与
クラドリビンヘアリーセル白血病

3. 開発中の非ホジキンリンパ腫治療薬

開発中の非ホジキンリンパ腫治療薬には以下のものがある。

(NOTE:"非ホジキンリンパ腫"で検索したので、全て網羅できていない可能性大です)

情報源:開発中の新薬(製薬協)ほか

開発コード開発会社開発相
GSK1841157
ofatumumab
グラクソスミスクライン国内申請準備中、海外販売
LY317615
enzastaurin
イーライリリー国内P3、海外P3
GA101
RG7159
中外製薬国内P1/2、海外P3
PF-5208773
CMC-544
inotuzumab ozogamicin
ファイザー国内P2/3
YM155アステラス製薬国内P1/2、海外2
alemtuzumabジェンザイム国内P1(CLL)

[お断り] 本ページは、個人の勉強をまとめたものです。ここに示す以外にも、販売されている薬、開発中の薬剤があります。薬剤を使用される方は、主治医や薬剤師にご確認ください。

作成日:2011年8月7日

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