日本人2型糖尿病患者において血糖値の改善を確認
試験方法 albiglutideの4タイプの用法用量（コホートA:15mg/週、コホートB:30mg/週、コホートC:50mg/2週、コホートD:100mg/月）のいずれかを日本人の2型糖尿病患者（40例）に4週間皮下投与する無作為単盲検プラセボ対照PK/PD試験を実施した。登録時の患者の平均年齢は54.5歳、HbA1c値は7.1-8.3%だった。
試験結果 第29日目の空腹時血糖値のベースラインからの減少をプラセボ投与例と比較したところ、コホートA： -1.92 mmol/L; コホートB -1.98 mmol/L; コホートC -1.74 mmol/L; コホートD -0.73 mmol/Lであった。HbA1c値は、ベースラインと比較して、コホートA -0.58%; コホートB -0.57%; コホートC -0.63%; コホートD -0.51%とalbiglutide投与群すべてで有意に減少した。[PKの結果は割愛] 最も多かった有害事象は消化器症状であった。
参照情報（PubMed） Safety, tolerability, pharmacokinetics and pharmacodynamics of albiglutide, a long-acting GLP-1-receptor agonist, in Japanese subjects with type 2 diabetes mellitus.
Seino Y, et.al., Curr Med Res Opin. 2009 Dec;25(12):3049-57.
GSKは第Ⅲ相試験の成績を発表
GSKのプレスリリースを見つけることができていませんが、成績を記載した関連記事がありました。また、目標とする承認時期（外国）に関する記事がありましたのでリンクを張り付けておきます。
GSK Report Data From PhaseIII Study Of Once-weekly Albiglutide In Type2 Diabetes [RTT news]
Glaxo to Seek Approval of Albiglutide for Diabetes in Early 2013 [Bloomberg]
その他の臨床試験結果例（後日、気が向いたら日本語書きます）
参照情報（PubMed） Potential of albiglutide, a long-acting GLP-1 receptor agonist, in type 2 diabetes: a randomized controlled trial exploring weekly, biweekly, and monthly dosing.
Rosenstock J, et.al., Diabetes Care. 2009 Oct;32(10):1880-6.
論文（free article） http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2752910/
