旅先でのトラブル

個人旅行について、私の考えや経験をまとめて書きます。

海外旅行に限らず、旅先では様々なトラブルが起こるものです。ここでは、私が海外で経験したトラブルや失敗をお伝えします。トラブルと言えないようなものも含まれていますが...。

 [事例1]ダブルブッキング

座席にいくと既に誰かが座っていて、チケットを比べると同じ席だったということを良く経験します。一番得した時は、仕事で海外に行った時のことでしたが、往復ともにダブルブッキングでファーストクラスに移動させてもらいました。ちなみに、この時の航空会社はユナイテッド航空でした。

さて、悪い方のダブルブッキングですが、最悪のケースは大韓航空を使ってソウル経由でサンフランシスコに行った時のことでした。ソウルの空港で「ダブルブッキングしてしまったのでバンクーバー経由便に変更してくれないか?その代わりソウル−バンクーバー間はビジネスクラスにする」ということでした。体調が余り良くなかったことに加え、サンフランシスコ到着が半日近く遅れるので、それを理由に更に交渉しようと思いましたが、困りきったような声で「Please」を繰り返す相手を考え「困っているんだから...」と思ってOKしました。

ソウルの空港で予定以上の待ち時間が増え、バンクーバーに着いた時には体調が悪化していてサンフランシスコ便に乗ったと同時に眠りにつきました。目が覚めると...搭乗機は未だバンクーバーにあります。しかも「降りるように」とのアナウンス。エンジントラブルで飛び立てず、修理するとのことでバンクーバー空港で6時間以上の待ちとなりました。時間を持て余して搭乗機を見るとエンジンのある辺りの翼の下で数人の男がトンカチのようなもので機体を叩いています。これが修理と言えるのか?ようやく機内に戻り、エンジンがかかると機長から「エンジンが正常に動いたので大丈夫です」の一言。「おいおい、客を乗せる前にエンジンが正常に動くか確認しろよ...」

サンフランシスコに着き、レンタカーでチャイナタウンにあるホテル到着した時には午前1時を過ぎていました。当初の予定では、この日はサンフランシスコを半日地観光でしたが、ホテル到着が翌日になる長旅でした。この時、足の内側に痛みを感じ始めていましたが、翌日には赤くただれたようになり、歩くと激痛が走るまでになっていました。アメリカで病院に行くと「真菌によるもの。湿気がある状態で長時間過ごすと発症する。治るまでシャワーを頻繁に浴びて清潔にするように」と言われ薬をもらいました。考えてみれば、家から空港まで土砂降りの雨でジーンズが塗れ、湿った状態のままでした。ソウルの空港で体調が優れず、また足の痛みが出たことは、湿った状態で長時間いたことが原因だろうとも言われました。

薬の効果もあってか、滞在中に症状が軽快に向かいましたが、「帰りの便で悪化したら嫌だなぁ」と考え、アメリカ滞在中に大韓航空に電話を入れ、「ソウルでビジネスラウンジにあるシャワー使わせて」とお願いしたら「No」の返事。これまでの経緯、アメリカ人医師の話を伝えても「No」、何度「Please」と言っても「No」。乗客が困っていても人道的な見地から何もしてくれませんでした。挙句の果てには「日本に帰国してから大韓航空にクレームを上げてくれ」という始末。日本の大韓航空のクレーム担当の方には「病気で困っている乗客には人道的な立場で今後接して」とお願いしておきましたが、その後は少しは改善されているのでしょうか。

ダブルブッキングはよくりますが、大抵の場合は同じ便の上のクラスへの移動のお願い。他の便への移動の依頼はよーく考えて決めた方がいいでしょう。また、この時の旅行は費用の安い経由便でなく、少々高くても直行便を利用すべきだったことが自分への反省点でした。

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