旅先でのトラブル(続き)

個人旅行について、私の考えや経験をまとめて書きます。

海外旅行に限らず、旅先では様々なトラブルが起こるものです。ここでは、私が海外で経験したトラブルや失敗をお伝えします。トラブルと言えないようなものも含まれていますが...。

 [事例2]壊されたスーツケース

初めて仕事で行く海外。それまでのように、荷物をバックパックに入れて出張という訳にはいかないので、スーツケースを購入しました。Samsonite製の当時としてはモダンなデザインでした(と私は思っています)。出張先は、ロンドン経由で行くエジンバラ。初めてのイギリスでした。

エジンバラの空港でスーツケースが出てくるのを待ちますが、私のスーツケースだけが出てきません。このままでは、明日着用するスーツがありません。スーツケースが見つかったらホテルに運んでもらうように係員に頼み、空港を出ましたが、航空会社(British Airways)からは全く連絡がありません。ホテルから電話を入れても別の部署にたらい回しされた挙句に電話が切れます。また、言葉が思うように通じません。私はアメリカ英語には慣れていましたが、初めてのイギリスで、しかも訛りの強いスコットランド英語。どうしようもないので、ホテルのフロントに事情を説明してヘルプを求めると深夜にスーツケースが届きました。壊れた状態で。

スーツケースの2つの鍵穴の近くには、何かでこじ開けようとした真新しい傷跡が付いており、その影響で鍵を入れてもスーツケースが開かない状態でした。「何とかならないか」と再びフロントに相談すると、ホテル出入りの業者に頼んでみてくれるということでした。翌朝一番に業者の人に来てもらい、半ば力づくで開けてもらいました。幸いなことに、中身は無事であり、イギリスでの初仕事にスーツを着ていくことができました。

後で話を聞くと、ロンドンのヒースロー空港ではよくあるとのこと。まだ荷物が出てきただけマシのようでした。スーツケースは開閉に困難が残りましたが、修理に出さずに現在も使用しています。傷のおかげか、それ以降の数十回の海外出張で出てこなかったことは一度もありません。なお、British Airwaysからは、この件に対して何の補償もありませんでした。傷が残ってもスーツケースとして使用でき、翌日の仕事にスーツを着ていくことも出来たからでしょうか?

そういえば、別の出張の機会意にスーツケースが到着2日後くらいに届いた同僚は、スイスで2万円程度の買い物券をもらっていました。私は、ANAロンドン線で客室乗務員にコーヒーをかけられ、洗濯代として£10もらったことがあるだけです

Copyright (C) ふつおの休日 All rights reserved.