旅先でのトラブル(続き)

個人旅行について、私の考えや経験をまとめて書きます。

海外旅行に限らず、旅先では様々なトラブルが起こるものです。ここでは、私が海外で経験したトラブルや失敗をお伝えします。トラブルと言えないようなものも含まれていますが...。

 [事例4]ニューヨークの夜・アトランタの夜

ニューヨークの夜

ニューヨークでブロードウェイミュージカルを見た後、その夜の宿泊先のYMCAに急いだ。いくらメインストリートの5番街とはいっても人通りは少なくなる。今のようにポリスもブロック毎にいない。まして、YMCAまでの距離は遠い。自然と足が速くなるが、追いかけてくる複数の足音が聞こえた。振り返ると、まだ15歳にもならない白人の少年達。気味が悪いので足をさらに速めると、同じ速度で追いかけてくる者、追い越しながら挑発してくる者がでてきた。

実は、少年達は怖い。銃を持っている可能性があり、またよく考えずに銃を撃つこともある。留学時の知人(米国人)からは「子供の方がやばい。気をつけろ」と言われていた。しかし、こうなっては仕方がない。急に立ち止まり、「何か用か!」とすごんで見せると、「からかっただけだよ」と言わんばかりにニヤリとして去っていった。

アトランタの夜

スタンドバイ(空席待ち)チケットで旅をしていたとき、どの行き先も満席なのでアトランタに行った。今晩の宿泊先を探してダウンタウンを歩いていると、現地で働く日本人が声をかけてきて、「この辺 は危険だから夜で歩くことはやめなさい。もう直ぐ暗くなるから早くホテルに帰りなさい」と言う。仕方なく、割高なことを承知で近くにあったHolidayInnに向かった。

途中、10人くらいの少年がたむろしている。道が狭いため、彼らの間を通ろうとすると肩をたたかれ、「金あるか」と聞いてくる。いわゆるカツアゲか?ここでいつもの"戦法"である"英語分かりません"状態になって知らん顔して通り過ぎようとすると、数人がこちらに向かってくる様子。「拙いなぁ」と思ったとき、リーダー格の者が何か言葉を発して向かってくる数名をとどまらせた。その後は何事もなく約10メートル先にのHoliday Innに入った。

まだ明るいのに嫌な思いをしたことから、部屋に閉じこもっていたが、前の通りは観光客向けの馬車がいくつも通っている。治安が良いのか、悪いのか...!? ちなみに、これはアトランタ五輪開催の2年前の話です。

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