子どもと地蔵岳への雪山ハイク

積雪期の地蔵岳をあるいた記録

標高:1,674m

1/25000地形図:赤城山

地蔵岳

あるいた日:

2017年2月4日

参加メンバー:

父、母、長女(9歳4ヶ月)

当日のアクセス

自宅−みちの駅ふじみ−(bus)−赤城山ビジターセンター

当日のルートと時間:

9:15覚満淵入口−9:43鳥居峠−10:39八丁峠−11:31地蔵岳11:48−12:29地蔵岳登山口−12:50赤城山ビジターセンター

(行動時間3時間35分、休憩時間を含む)

ファミリー登山のお勧めポイントや情報

スノーシューでもアイゼンでも苦労する上り坂、下り坂がある。

冬季も人気の山で積雪直後でなければトレースがあり、迷うことはない。

ハイキングの記録

朝5時01分に出発し、みちの駅ふじみには7時45分に到着。みちの駅には既に何組かの登山者の姿が見えます。山頂部が路面凍結のため、ここからはバスで移動です。8時10分発の始発バスに乗るため早めにバス停に並びましたが、出発時には座席がすべて埋まり、立っている方が数名いました。

赤城山ビジターセンターで準備をして出発。今回のルートは昨年10月の無雪期に歩き、下見済みです。まず、覚満淵に向かってスタート。覚満淵はすっかり雪に覆われています。凍っていると思って一歩足を踏み出したところ、ズボっと足が入ってしまいます。つぼ足だったので諦めて先に進みます。

覚満淵から鳥居峠まで、道路沿いの道を進もうとしましたが...。「誰も歩いてない。トレースがない」。このため、つぼ足でズボズボ。スノーシューを履いている娘と母親は問題なく歩いてます。ワカンにしようかと考えましたが、「道路沿いを歩こう」と直進。道路に出てみると、スタート地点からほんの20〜30m先でした。

鳥居峠から夏道の登山路沿いに進もうとすると、最初に急坂を乗り越える必要がありました。娘はここでチェーンスパイクに変えます。変えようとしましたが、サイズの小さい靴のときに合わせて買ったものなので、なかなか力を込めてやっとのことで装着。他の方から「どうかしましたか?」と声かけいただきました。鳥居峠は風が強く、体感温度低かったので、もっと早く支度したかった。

鳥居峠からしばらくは、ふかふかの雪の場所が少なくなく、足がズボっと入って足を取られます。スノーシューを履き続けた母親だけが正解。私はアイゼンもワカンも装着しないままでいきます。小沼までの途中、黒檜山がきれいな姿を見せます。小沼を過ぎ八丁峠へ向かうと、「富士山!」と娘の声。小沼の向こうに富士山が顔を出しています。

八丁峠までは、また道路を少し歩く箇所があります。峠に近づくと、道路に雪。八丁峠から先の道路は、積雪期に通行止めになるようです。何回か車で通りましたが、くねくね道なので分かります。

八丁峠からは地蔵岳へ最後の登り。娘はチェーンスパイク、母親はスノーシュー、私はつぼ足。今回、スノーシューハイク(でもスノーシューは2つだけなので、私だけワカンの予定)として計画しましたが、バラバラ。地蔵岳へは時にジグザグにトレースがついていますが、私はズルズル足を取られながら、娘は快適に、母親は急坂部分は苦労しながら進みます。

青い空と白銀の世界のコントラストを楽しみながら登っていくと、NHKの電波塔が近づいてきました。ここまで来ると山頂はもう少しです。10月には「犬、散歩、餌」とヘンな掛け声で登っていた娘は今日は静か。ってことはなく、「雪の上が楽しい〜」と登ってます。雪山を気に入ってくれたようです。

「富士山見えるよ」と、今日2度目の娘の言葉で振り向くと、電波塔の間から富士山が見えました。この日は本当に天気に恵まれました。鳥居峠では風が強く寒さを覚えましたが、登っているときは暑いくらい。ポカポカ陽気です。

山頂に着くと「すごい〜」「すごい景色だよ〜」と娘。黒檜山と大沼を見降ろす景色は冬に見ても絶景です。大沼が凍って白く輝き、その上でワカサギ釣りをしている多くの人々、テントが見えます。(比較のため、昨年10月に登ったときの写真と今回の写真を並べてみました)

下山は、10月のときと同様、来たルートを引き返さず大沼へ下ることに。赤城大洞から登ってきた人達のトレースを逆にたどって降りていきます。私は相変わらずのつぼ足。娘はチェーンスパイク、母親はスノーシューのまま。ふかふかした部分では、私と娘がズボっと足を取られっぱなし。樹林帯の中の少し急な箇所では母親が怖がって転んでます。スノーシューを外し、それを私が手に抱えて下山することに。

時々滑りながら登山口まで下山。想像したよりも早く下ることができました。時計を見ると12時29分。急げば赤城山ビジターセンター13時10分発のバスに乗ることができます。トイレにも行きたいので、さっさと移動。この日も10月同様、帰宅前に世界の名犬牧場に立ち寄ることにしており、1本でも早いバスへと急ぎます。名犬牧場よりも、大沼の上を歩くという体験をして欲しかったのですが...。

赤城山ビジターセンターからバスに乗った人は多くはなく、座席が余っていました。これなら、湖を歩き、赤城大洞など、別の停留所から乗ることもできたので残念(結果論ですが)。帰りのバスも座りたかったので、まぁいいか...。

世界の名犬牧場では、娘が楽しみにしていた犬の散歩をするなど、2時間ほど遊んで帰りました。夕方になっても天気が良く、よく遊んだ1日でした。。

当日の子どもの格好

シャツ:普通の子ども服

パンツ:モンベルのパンツ

靴:モンベルの子ども用登山靴

ザック:なし

写真

バスは満席。立っている人も 今日も覚満淵入口から 昨年10月と同じルート
鳥居峠までは道路横を歩いた 鳥居峠から雪道 雪の黒檜山がきれいです
小沼の向こうに富士山 さあ、地蔵岳を目指します もう少しで八丁堀
地蔵岳への登りが始まる 小沼が小さくなってきた 濃紺の青空と銀世界
無雪期は木道のある箇所 電波塔が近づいてきた ここからも富士山が見えた
振り返るとこんな景色 地蔵岳の山頂に着いた 家族3人での記念撮影も
大沼に向かって下山します 樹林帯の中をジグザグに 下山後も雪にはまってます

地蔵岳のハイキング後に楽しめる日帰り温泉を紹介します。何軒かありますが、紹介する日帰り入浴の料金は以下の通りです(リンク先は公式ホームページです)。

富士見温泉 ふれあい館  510円/大人

地蔵岳ハイク山の記録を読んだ方には以下もお勧めです。

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