男体山の自然・歴史・文化

山を登るだけでなく、山について知ることも山の楽しみ方のひとつだと思います。

 男体山の自然

地質学

男体山は中禅寺湖北岸にそびえる東西約9 km、南北約8 kmの成層火山。 日光火山群に属し、噴火は女峰山、太郎山に次いで新しい。山頂には直径100 m、深さ約200 mに及ぶ鉢型火口がある。中禅寺湖や戦場ヶ原は、約7,000年前の男体山噴火により湯川が堰き止められてできたもので、流出口には日本三大瀑布として知られる華厳滝や竜頭滝などがある。

参考:成層火山とは、ほぼ同一の火口からの複数回の噴火により、溶岩や火山砕屑物などが積み重なり形成された円錐状の火山のこと。(2011.10.24付Wikipediaより引用)

動植物

<調査中...>

 男体山の歴史・文化

伝説

大昔に男体山の神と赤城山の神が大蛇と大ムカデになっ戦場ヶ原で戦い、男体山の神が勝利しました。赤城山の北にある老神温泉は、このとき敗れた神が追われて落ち延びたことに由来するとされます。「赤城(あかぎ)」という地名は、神が流した血で赤く染まった「赤き」が転じたという説もあります。 なお、赤城山の神は老神温泉で傷を癒した後に男体山の神を追い返したということです。

Wikipedia(2011.10.24を改変)

山岳信仰

勝道上人が北部山岳地に修行場を求め、大谷川北岸に現在の四本龍寺の前身の紫雲立寺を建て、それに続いて二荒山(男体山)の神を祭る祠を建てたのが二荒山神社の始まりと伝える。その後、二荒山の頂に奥宮を建て、二荒修験の基礎を築き、神仏習合の霊場として栄えることとなった。二荒山(ふたらさん)の名は、諸説あるが観音菩薩が住むとされる補陀洛山(ふだらくさん)が訛ったものといわれ、後に弘法大師空海がこの地を訪れた際に「二荒」を「にこう」と読み、「日光」の字を当てこの地の名前にしたといわれる。

江戸時代までは、神領約70郷という広大な社地を有していた。今日でも日光三山を含む日光連山8峰(男体山・女峰山・太郎山・奥白根山・前白根山・大真名子山・小真名子山・赤薙山)や華厳滝、いろは坂などを境内に含み、その広さは3,400ヘクタールという、伊勢神宮に次ぐ面積となっている。

Wikipedia(2012.3.18を改変)

 日本人と山に関する管理人の気まぐれなつぶやき

山里を離れて都会に住む私たちの多くは山のありがたさへの関心が低いようみえますが、自然の大切さをテーマにした「風の谷のナウシカ」や「もののけ姫」がヒットしたように、日本人の根底には山を愛する気持ちがあると思います。この気持ちは、私たちの祖先が山を神として称え、信仰していた気持ちに通ずるところがあるのではないかと私は思います。

Copyright (C) ふつおの休日 All rights reserved.