山あるきの記録
他ページにも書きましたが、私たちの「子どもと百名山」は山に登ることだけが目的ではなく、百名山を理由に家族旅行することが目的です。子どもが大きくなっても山に、旅行に一緒に行けるかなと企んでのことです。このため、山あるき以外の目的を一緒にすることが多いです。今回は那須岳をあるいてきましたが、下山後に南ヶ丘牧場での「ソーセージ＆バター作り体験」に申し込みしており、10:45までに南ヶ丘牧場で受付を済ませる必要がありました。
自宅を3:00amに出発し、峰の茶屋駐車場には6:09に到着しました。駐車場に着くと、子どもはすぐに車を飛び出してきて「靴を履かせて」と積極的だったのですが、この積極性は、あるき始めてすぐに消極性へと180度変わってしまいました。
避難小屋までのルートは整備されており、斜面も急ではありません。園児が登った報告も事前に確認しており、そのペースを上回ることを期待していました。しかしながら、あるき始めて間もなく1回目の休憩です。「お山は疲れるから嫌」、「ここが頂上がいいー！」最初から始まってしまいました。すぐに座ってしまい動かないので親はおだてながら待つだけです。今日はおだてに乗ってきません。アスレチック感覚で登る岩場もなく、やる気が見えません。ソーセージ＆バター作り体験も「行かなくていい」という始末でした。晴れて、朝日岳をはじめとする山々の良い景色も子どもは魅力を感じないようです。
想像を上回る時間で避難小屋に到着。台風17号の影響か風が強いので避難小屋の中で軽食を取ります。ソーセージ＆バター体験は「やっぱり行きたい」というので、時間に余裕を持つためロープウェイを利用して下山することに変更しました。でも、この調子では、ロープウェイ利用しても間に合わないかも...。
避難小屋を出ると、少しだけ早くあるいてくれるようになりました。ロープウェイに乗ることが「楽しみ」となって足が進み始めたようです。茶臼岳までのルートは、避難小屋までよりは傾斜が多少急になりますが、問題になるものではないです。幼児にとって危険個所もありません。
お鉢を周り、最高地点（那須岳神社）で記念撮影してロープウェイに向かいましたが、ここは早い。ザックにしまっていたビデオとカメラを取り出す間にかなり先まで下っていました。「今回、やる気を引き出すポイントはロープウェイだったか」やる気を出すきっかけが毎回異なるため、その意味では親は苦労します。大人にとって超楽な山あるきでしたが、ファミリー登山は難しい。
南ヶ丘牧場に着いたときに「もうお山には行かない」と言っていた子どもでしたが、体験を終えた後は「お山に登った後の楽しみがあれば行く」と変わりました。本当の意味で山あるきを好きになってもらうため、今年後半に計画していた（子どもにとって）大きな山あるきをどうするか思案中です。特に、翌週の連休はテント泊で北アのつもりだけど、どうしよう...。
[備考] 那須岳は、子どもの体力と最近のやる気を考慮して2回に分けていくこととして計画しました。今回は茶臼岳だけでしたが、次は朝日岳と三本槍岳に行きます。数年先になるかもしれないです。
当日の子どもの格好
シャツ：普通の子ども服
パンツ：普通の子ども服
靴：タイオガブーツ Kid's
ザック：子ども用（山用ではないもの）...買ってあげた熊よけの鈴を付けて歩くために背負いました
スパッツ：モンベル製
写真
 登山ポストに計画書を投函 |
 あるき始めは視界開けてません |
 視界が開けました |
 遠くに雲。下界は悪天？ |
 剣が峰トラバースは次回に |
 傾斜がきつくなく、気持ちいい |
 避難小屋に到着しました |
 茶臼岳を目指します |
 朝日岳をバックに |
 火口と茶臼岳最高地点 |
 13座目ということにします |
 下山後に再び晴れていました |
