山あるきの記録
この日は歩きはじめる前に予定外の2つの出来事があった。天気予報が晴れにも関わらず移動途中に激しい雨に見舞われたため、子どもの安全を考慮してルートを変更して駒ヶ岳経由で往復することにした。
また、登山口への道(4号線)は自転車競技の大会のために交通規制で通ることができず、大会の案内に「側道から行ける」と聞いて向かうものの側道から行けないと上の方にいた案内に聞いて引き返し、別道を使って移動した。このため、予定時間を1時間半以上遅れて歩きはじめることになった。大きな台風通過後であったために前日に前橋市のホームページ(赤城山登山のページ)で道の状況の確認を試みたが交通規制について記載がなかった。
登り始めたときには小雨が降っていた。すれ違ったベテランの方に「カッパを持っているか?」と聞かれ、ザックに入っていると答える。少しあるくと、木製の階段、鉄製の階段が現れる。階段を使わない方が楽に歩くことができる場所でも、子どもは階段が楽しいのか階段を選んで上って行く。そうかと思うと、突然座って「休む」と言う。歩くペースは子どもが握っている。
休憩を繰り返しながら約1時間で尾根に出た。ここで持参したおにぎりを食べる。周囲はガスで白くなっており、景色が見えないどころか、登山道の先の方も見えない。ほどなくして駒ヶ岳山頂に到着。相変わらず、景色は見えない。駒ヶ岳を出ると、少しだけ晴れて黒檜山が見えたが直ぐに姿を隠す。
駒ヶ岳を出ると少し下ってから再度上りとなるが、子どもは頂上まで0.2kmの標識を過ぎたところで登りが嫌になってしまい「もう降りたい」と泣き出してしまった。チョコレートをあげても、下山後のソフトクリームを約束しても効果がない。なだめ、少し引っ張りながら山頂を目指した。後0.1kmの表示までくると、道が平坦であることも手伝ってか走り出して山頂に到着。山頂には多くの人がおり、昼食をとっていた。カップ麺を食べている人を見て「ラーメン食べたい」というが今回は持参していない。ごめんね。次回からは毎回持参します。
下山は結果的に別行動となった。父親は猫岩付近まで地蔵岳と大沼の写真を撮りに行き、その間に母と長女が下山を始めた。父親は1時間で黒檜山山頂に戻り追いかけたが、約1時間前に下山開始した2人に追い付くことはできなかった(体力が落ちていて、これ以上早く歩くことができなかった)。猫岩を通るルートは半分程度しか歩いていないが、人がいうほど悪くなく、子どもと下山できたと後悔した。
下山後、コースタイムと比較すると、上りも下りも参考タイムを超えているものの3歳の子どもの足としては遅くない。今回も頑張ったね。話を聞くと、「また山に行きたい」という。立派な山ガールになってくれそうだ。
当日の子どもの格好
シャツ:普通の子ども服
パンツ:普通の子ども服
靴:タイオガブーツ Kid's
ザック:なし
写真
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パノラマ写真
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