山あるきの記録
次にテント泊を予定しているハイキングと前回のハイキングの間が1ヵ月間あるため、足慣らしと練習を兼ねて筑波山をあるいてきました。筑波山ハイクはこれが3回目。前回とほぼ同じコースなので子どもがどのくらい山あるきに慣れたのか、それを知ることのできる山として筑波山を選びました。
筑波山神社奥の登山口では元気が良かったのですが、登り始めてすぐに休憩。休憩後、登り始めてはすぐに休憩を繰り返しで思うようにあるいてくれません。休憩時に小学校低学年くらいの男の子に抜かれましたが、悔しさはないようです。
しかし、ケーブルカー線路沿いに着いた頃になるとペースが上がりだし、大人のパーティと抜きつ抜かれつ御幸ヶ原を目指します。体が温まって動くようになったこともありますが、(ときおりあるのですが)自分がターゲットと決めた大人には負けたくないようで、ペースが上がります。
この日は朝から1日中晴れの予報でしたが、登り始めから御幸ヶ原に着いてもガスで景色を楽しむことができません(下山後、駐車場から見上げるとガス晴れていました)。おまけに風があって寒い。子どもはカッパを着るまで震えながらオニギリをら食べていました。
足慣らし目的なので、今回は計画時から男体山を外していました。御幸ヶ原で休憩した後は女体山に向います。疲れを覚えたのか「ここが山頂がいい。ここを山頂にしないと、げんこつ300回するよ」と、どこで覚えたのか罰則を設けるといいます。ブツブツ言いながらも、15分で女体山の山頂に到着。
女体山山頂は、最初に訪れたときに虫が多く、その印象が強かったのですが、この日は虫を気にすることはありませんでした。人も少なめ。山頂で少しゆっくりすることができました。
女体山からの下りは苦労の連続。登ってくる登山者が多く、すれ違いで易しい箇所を通れないことが多かったためか、岩の多い急な斜面の下りに怖さを覚えたようで時間がかかりました。このルートはこのような岩場の箇所が多く、立ち止まっては手を差し伸べる必要がありました。
「走るな!」といくら言っても、少し平らになると走ります(子どもなので)。そして転倒して大泣き。怪我はないけどびっくりしたようです。転倒後は輪をかけて恐怖心を覚えたようで、ずっと手をつなぎながらの下山となりました。今回の経験で「走らない」ようになってくれれば苦労の甲斐もあるのですが。
登ってくる子どもたちを励ましながら、そして励ましてもらいながらの下山でした。1つだけ気になったことは、(初心者向けのルートではよくあることですが)カップルを含む複数のグループが1列でなく、右か左か迷った揚句、それぞれが分かれて同時に登ってきて下山者のルートをつぶしてしまうことです。難しい箇所なら登りを待ちますが、危険のない場所は相互通行したいのです...。こちらは右に左にと振り回された上に待つことになります。
大人数のパーティが登りでも下りでも自分たちを優先することには慣れて仕方がないと思うようになりましたが、次々とありますね。一方では、途中で列を切って「どうぞ!」と言ってくれる人たちも多いです。このような人たちに触れると安心します。他の人にも同じ気持ちになってもらいたいため、子どもには「どうぞ!」と譲ることの大切さを毎回教えながら歩いています。
当日の子どもの格好
シャツ:普通の子ども服
パンツ:普通の子ども服
靴:タイオガブーツ Kid's
ザック:なし
カッパ:モンベル製
写真
登山道入り口で余裕のポーズ | しかし、登りでいきなり休憩 | 花がきれいでした |
入り組んだ箇所 | 御幸ヶ原への最後の登り | ガマ石 |
女体山の山頂 | 男体山と御幸ヶ原 | ロープウェイ駅とつつじヶ丘 |
北斗岩 | 弁慶七戻り | 今日も頑張りました |