子どもと赤岳登山

赤岳をあるいた記録

地蔵尾根を登り、文三郎道を下るルートは、子どもにとって難しくなかったようです。

 当日のルートと行動

あるいた日:

2015年7月20日

参加メンバー:

父、母、長女(7歳9ヶ月)

当日のルートと時間:

6:11八ヶ岳山荘−7:10美濃戸山荘−9:49行者小屋(テント設営)10:54−12:01地蔵の頭−12:06赤岳展望荘−12:51赤岳山頂13:07−13:30キレット分岐−13:38文三郎分岐−14:14阿弥陀岳分岐)−14:21行者小屋

(行動時間8時間10分:食事及び休憩時間含む)

 山あるきの記録

山あるきの記録(2015.7.20行動分)

自宅を1:33amに出発して八ヶ岳山荘に5:43到着。八ヶ岳山荘から歩くか美濃戸山荘まで行くか迷った揚句、美濃戸山荘から車で戻るときの対向車とのすれ違いを嫌って八ヶ岳山荘から歩くことにしました(山行計画書にも八ヶ岳山荘から歩くと記載していました)。

美濃戸山荘までは1時間のコースタイム。しばらく歩いた後、母親が「歯ブラシセット車に忘れた」とのことで車に戻り、追い付いてくるまでザックを預かって歩きます。比較的平坦なので、前後にザックを担いでも重さを感じることはありませんでした。少なくとも、美濃戸山荘までは。

美濃戸山荘から行者小屋に向かうため南沢コースに入ります。数日前の台風の影響か、地面は少しぬかるんでいました。私は冬に冬山装備テントを担いで何度か行者小屋まで歩いたことがあり、行者小屋までは”平坦”の印象がありましたが、「こんなに大変だったっけ?」。気持ちは十数年前の体力のままですが、衰えを感じました。

子どもはというと、「疲れた〜」などと言うこともなく、ポケモンの説明をしながら歩いてくれます。途中、何度か沢を横切るのですが、沢に手を入れては「冷たい〜」と喜んでいます。疲れての休憩よりも水遊びの休憩が多い印象です。なお、今回は自分のおやつと飲み物(水と栄養ゼリー等)を自分で担いでくれています。「まだ〜?」といつもの質問が出始めた頃、行者小屋に到着。3時間半以上かかったので予想よりも時間を要していました。

行者小屋でテントを設営すると、「あれ〜?このテント小さくない?」。確かに小さいです。はい、勘違いして、いつもより小さいテントを持ってきてしまいました。どうやって3人で寝ようか...。

少し休憩を取り、この日のうちに赤岳に登るか明朝早く登るか相談したところ、母親と娘の2人が「今日がいい」というので決定。頂上に立つまで晴天が続きますように!

登りは地蔵尾根を選びました。冬に登ったときも地蔵尾根だったからという単純な理由です。途中3箇所くらい階段がありましたが、そのうち1つは比較的急に見えます。子どもは...問題にしていませんでした。続いて岩場。先頭の母親が鎖を使うところ、子どもは使わずに登ったことから得意げに「お母さんは鎖が必要だったけど、私は要らなかったよ」。でも、後で聞くと、この箇所が一番怖かったようです。(私=父親は子どものすぐ後ろにいて必要なサポートができるようにしていました)

地蔵の頭に着き、稜線上の先にある赤岳を見るとガスの中。子どもは頑張って登りましたが、ガスの方が早かった。それでも、子どもは「23番目の百名山〜」と前向きです。疲れていると思いますが、直後を歩く単独行の壮齢の男性を抜かれない程度には早く登ってきます。7歳の子には技術的に難しくないようで、小さい足で一歩一歩、高度を稼いでいます。親にうるさく注意を促されるためか、小石を落とすこともありません。

頂上に着くと、下の景色は見えますが、子どもが一番見たがっていた富士山は雲の中。残念ですが、これが山。それよりも頑張って赤岳の山頂に立ったことを褒めてあげます。「すごいね〜」「頑張ったね〜」。子どもの少し得意げな笑顔が私たち両親へのプレゼントでした。

下山は文三郎道から。50〜60代4名のグループから「先に行ってください」と言われ、スイスイと...。途中まではスイスイだったのですが、階段が終わったあたりから、砂利で踏ん張りがきかないのか、「キャァ」と母親が何度か足を取られ、子どもはゲラゲラ笑ってます。その子どもが今度は腰を下ろすかのようにゆっくりと尻もちをつき、「大丈夫と聞いてくれないの?」。「わざとだろ?」と聞くと「お母さんに対してみたいに心配してくれないの」と怒ってます。子どものこんな一面も可愛い。

テントまで戻ると、子どもは再び「テント小さい〜」と涙を流しながら笑っています。そこまで笑わなくても...。でも、山に行くたびに言われるんだろうな。

子どもが「足が痛い」というので靴を脱がせると、マメがつぶれていました、絆創膏を貼ってクッション代わりにしました。痛そうなので翌日予定していた硫黄岳行きは中止とすることにして、翌日はゆっくりとしてから下山することにしました。今回は、星空を見ることも楽しみにしていましたが、午後7時を過ぎても曇り。諦めて寝ることにしました。(夜中は満天の星空だったようですが...)

翌日の赤岳ハイクの記録2につづく。

当日の子どもの格好

シャツ:モンベルのTシャツ

パンツ:普通の子ども服

靴:モンベル タイガオブーツ

ザック:モンベル製

 赤岳の写真

写真

登山ポストに計画書を提出 車も通る道ですから ブロッコリーを冷やしてる〜
樹林帯の中をスタートです きれいな橋は2箇所ありました 小さい滝の上でポーズ
行者小屋が近づいてきた あそこまで登ります 行者小屋。あ〜疲れた
赤岳山頂は晴れています 地蔵尾根から向かいます 歩きにくさは感じません
急な階段もあります 撮影のため止まってます 稜線に着くと山頂はガスの中
行くしかありません 疲れているけど、もう少し 赤岳山頂小屋がうっすらと
阿弥陀岳もガスの中です 無事に登頂できました 文三郎道を慎重に下ります
娘が可愛いと気に入った花 元気に戻ってきました テントが小さいのが可笑しい

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地形図の読み方

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