山あるきの記録
午前2:10に自宅を出発、鴨沢バス停前に一度駐車してトイレを済ませ、小袖乗越駐車場に5:25に到着。小袖乗越駐車場は411号から入ってすぐ、ほぼUターンするように道がついていますが、とても曲がれそうもないため少し先まで行ってUターンして戻ってきました。鴨沢バス停を通り越してから右折すればUターンは不要でした。到着時、駐車場には10台程度停まっていましたが、すぐに4~5台増えました。
登山道入口までは車道を歩きますが、ほんの5分程度の距離です。登山道は杉の林の中を山を巻くようについています。よく整備されており、歩きやすいです。急な坂はなく、緩やかな坂が続きます。小袖乗越から堂所までコースタイムで1時間30分のところを1時間35分で通過。坂が緩やかなおかげか、子どものペースは悪くありません。
堂所を過ぎる頃から「まだー?」と何度も聞いてきます。「もう、ここがてっぺんがいいー」退屈してきたのか、疲れてきたのか、いつもの願望が出てきました。「今日はいっぱい歩くから、まだまだだよ」と伝えると、黙って聞いています。そして、しばらくすると「まだー?」。
七ツ石山への分岐は巻き道を使うことにしました。この日に七ツ石山に寄ろうと考えていましたが予定変更です。橋を渡り、しばらく進むと左手に富士山が見えてきました。富士山に励まされたのか、子どもの口から「まだー?」は...まだ出てきます。
ブナ坂を過ぎると大きな樹が少なくなり、視界が開けてきました。富士山よりも北側に雪を被った山々が見えます。南アルプスの山々です。この辺りまでくると、木々に視界を遮られることなく富士山の姿を見ることができます。富士山を長めながらスイッチバックの坂を登るとヘリポート。その先にはテントが見えています。奥多摩小屋に到着です。
奥多摩小屋に着いたのは朝9:30前。計画では12:00到着を予定していたので2時間半以上も早い到着です。ここで欲がでました。「テント泊やめて日帰りしよう」。今回の子どもの一番の楽しみはテントに泊まることだったので「嫌だ。テントに泊まる!」と同意してくれません。頑張ったから望みをかなえてあげたいけど、頑張ってくれたから日帰りできそう。
荷物のデポを考えましたが、装備が万が一盗難にあってはと考え、担いだままで雲取山を目指すことにしました。でも、子どもが動いてくれない...。軽食を取りながら気持ちを落ち着かせます。ようやく登り始め、坂を登りきると父親の力が入りません。前日は1時間半程度の睡眠での運転、重い荷物、これらによる疲労かと思いましたが、シャリバテでした。子どもに行動食を与えながら自分が食べていない。ザックを下ろして栄養を補給し、しばらく歩くうちにようやく復活。
すると、今度は母親が遅れ始める。頭痛を覚えていて、本人は高山病だと言っている。「2000m級の山で?」と意外な感じもしますが、2000mでも弱い人は高山病症状がでます。子どもはというと、元気そのもので、両親を置き去りにして一人で坂を登っていきます。とても追いつけません。子どもはひと足先に山頂へ。父親は1~2分遅れで山頂へ。母親は...もう書きません。
山頂では用意してきたピカチュウ(ポケモン)の人形を子どもにあげました。子どもはポケモン好きなので、頑張ったご褒美でした。ポケモンと言えば、子どもはトレッタというゲームもお気に入りなのですが(お金がかかるのであまりやりませんが)、日帰りの説得時に「テント泊まりしないで今日帰ったらトレッタさせてあげる」と誘うと、返答は「トレッタよりもテントにお泊まりしたい(怒)」でした。親にとってうれしい一言でした。
奥多摩小屋に向い下山を始めますが、子どもはスキップしています。母親は下りでもかなり遅れてついてきます。奥多摩小屋まで戻った時、母親の疲れをみて「テント泊にする」ことを決めました。(予定通りテント泊とし、テント設営して休養し、荷物を減らして登れば両親とも疲れがでなかったのでしょうが...)
母親がテントで寝ている間、子どもは大好きなスープを飲んでご機嫌。水汲みも手伝ってくれました。疲れを見せない子どもですが、疲れているだろうと早めの夕食を取ると、夕方5時半前には寝息を立てていました。
当日の子どもの格好
シャツ:普通の子ども服
パンツ:普通の子ども服
靴:タイオガブーツ Kid's
ザック:なし
写真
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