山あるきの記録
前日の瑞牆山登山後にパインウッドキャンプ場でテント泊しましたが、暑く、蚊が多いことに加え、別の1組が朝方3時頃まで音楽を流し大声で話をしていたので父親が30分程度しか睡眠が取れませんでした。このため、山に行かずに帰宅を考えましたが、母親が「運転する」と言ってくれたので予定通りに金峰山に向かいました。
大弛峠に向かう途中、子どもが「気持ち悪い~」というので車を停めて少し休みます。戻そうとしても唾程度しか出ないため、次に「気持ち悪い~。停めて~」と言ってきたときは子どもの気持ちを逸らそうと物まねなど色々していたら一緒になって遊びだしてくれて無事に峠まで着きました。子どもの気分を変えることもファミリー登山では必要な要素の一つです。
登山ポストに計画書を提出してスタートです。子どもには車酔いの兆候もありません。「私がリーダー」と先頭を歩き、ぐんぐんスピードを上げ(朝日峠を過ぎた頃にペースダウンしたものの)、気付けば朝日岳までに7パーティを追い抜いていました。「休みたいけど、一番になりたいから休まない」とペースダウンや休憩を促す親の言うことを聞きません。今日はペース配分の勉強の日にしようと考え、危険を感じない個所は思うままのペースで歩かせました。
いつの間にか「やっぱり2番でいい」...「4番でいい」と目標順位が落ちていきます。昨日の瑞牆山の疲れがでてきたようです。そしてついに鉄山までの途中で「ここがてっぺんがいい~」と言う始末。「昨日も今日も頑張ったから今日は帰ろう。このお山にはまた来よう」と言うと「嫌だ。てっぺんまで行く」と首を横に振ります。子どもはよく寝ていましたが、それでも熟睡できずに疲れが十分に取れていなかったのかもしれないです。
鉄山を過ぎると稜線上に金峰山の山頂がすぐ近くに見えました。こうなると子どもは俄然元気を取り戻します。ぐんぐんとスピードを上げ、岩がゴロゴロしている場所でルートも分からないのにどんどん進もうとします。子どもを制して父親が先に立ち、多くの人が通り安定している表面の変色した岩を選んで通らせます。山頂の標までは岩場を登るか、横を抜けることになりますが、ここは安全な横を通らせます。しかし、山頂に着くと「あの岩の上に登りたい~」。やっぱり岩場が好きなんだと感じました。その割には、五丈岩には関心を示しませんでしたが。この日、五丈岩に登っている人はいませんでした。五条岩は、遠くから見た限りではあまり難しそうに見えませんが、難しいんでしょうね。
下山時の歩き方を見ていると、以前に比べて歩き方がとても上手になりましたが、ペースが上がりません。「オーバーペースだったから疲れているんだよ」と、下山時に繰り返し伝えましたが、次の山あるきでペースを考えてくれるでしょうか。朝日岳まで来ると今度は父親に疲れがドッと出てしまい、子どもに遅れることはなかったもののヘロヘロになって下山しました。大弛峠から金峰山往復は、幼児にとって危険な個所はないと思います。ただし、小さな子どもは岩場で踏み跡を見分けられないので、そこのフォローだけすれば問題のない山だと感じました。
当日の子どもの格好
シャツ:普通の子ども服
パンツ:普通の子ども服
靴:タイオガブーツ Kid's
ザック:なし
写真
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パノラマ写真
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