薬剤名
・シタグリプチン(商品名:グラクティブ、ジャヌビア)
・ビルダグリプチン(商品名:エクア)
・アログリプチン(商品名:ネシーナ)
特徴
・1日1回経口投与で血糖改善作用(HbA1c、空腹時血糖値、食後血糖値)
・食事の影響を受けない。
・低血糖や体重増加のリスクが少ない。
作用機序
インクレチンは、血糖依存性のインスリン分泌促進作用及びグルカゴン分泌抑制作用を有する。また、GLP-1は膵β細胞量増加作用が確認されている。このインクレチンの分解酵素DPP-4を阻害することにより、血糖降下作用を示す。
副作用
主な副作用として低血糖、便秘がある。
備考-効能・効果について
薬剤によって効能効果の記載に違いがあります。
- エクア
- 2型糖尿病。ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る。 (1)食事療法、運動療法のみ (2)食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア剤を使用
- ネシーナ
- 2型糖尿病。ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る。 (1)食事療法、運動療法のみ (2)食事療法、運動療法に加えてα-グルコシダーゼ阻害剤を使用 (3)食事療法、運動療法に加えてチアゾリジン系薬剤を使用 (4)食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア系薬剤を使用 (5)食事療法、運動療法に加えてビグアナイド系薬剤を使用
作成日:2011年8月7日
ページ更新日:2011年8月29日
周囲の親しい複数の知人たちが様々な病気を患っています。知人たちの病気を治す治療薬について情報を得たいと考え、細々と勉強を始めました。このため、私の勉強の中心は現在汎用されている薬に加え、臨床試験段階にある薬が中心です。
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