スルホニル尿素薬(SU薬)は種類が多いため、特徴的なことをまとめています。
薬剤名(下記以外にもある)
・第1世代 トルブタミド、グリクロピラミド、アセトヘキサミド、クロルプロパミド
・第2世代 グリベンクラミド、グリクラジド
・第3世代 グリメピリド
特徴
・強力なインスリン分泌刺激作用により、食後高血糖を改善する。
・インスリン分泌機能が残存する2型糖尿病が適用になる。
・投与継続時、血糖降下作用の低下(二次無効)を認めることがある。
・開発時期によって第1世代、第2世代、第3世代に分かれる。
作用機序
膵β細胞膜のSU1受容体に結合してATP感受性K+チャネルを閉じ、β細胞膜を脱分極させ、電位依存性Ca2+チャネルを開くことにより、インスリン分泌を促進する。
副作用
強力なインスリン分泌刺激作用がゆえに、低血糖をきたしやすい。肝又は腎機能障害のある患者、高齢者では遷延性低血糖のリスクがある。空腹時血糖値の低下に伴い食欲亢進及び脂肪貯蓄促進を認め、体重増加の恐れがある。
作成日:2011年8月7日
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