山あるきの記録
前夜10:44に自宅を出発し、新中の湯ルートの駐車場に到着したのは4:20過ぎ。駐車場はほぼ満杯で端の方に停めることができました。登山開始時の6時近くには、縦列駐車の車が増え、下山後に平湯キャンプ場へ向かう際に11番カーブまでの間に駐車している車を多数見かけました。
到着後すぐに子どもを起こそうと試みましたが起きません。仕方なく、親も睡眠。自宅出発前に1時間程度眠っただけなので、すぐに熟睡。目覚めたときは5時近くになっていました。そこから軽く朝食を採って準備を始め、歩き始めたのは6時少し前でした。
樹林帯からのスタートでしたが、足元は少々ぬかるんでいました。しかし、よく整備されており、歩きやすいです。所々、子どもの歩幅にどうかなと思う段差がありましたが、子どもは難なく登っていきます。ただし、ペースが遅い。ダラダラと歩いています。「やる気ないと怪我するから下りて帰ろう」と(久しぶりに)言うと「嫌だ。歩く!」と言います。その割には、やる気ないモード全開です。どうなることやら...。
森林限界を過ぎたのか、少しずつ視界が開けてくると子どもの足取りが軽くなってきました。振り返ると雲海の中に山が浮かんでいます。「いい景色〜」と子どもはご機嫌。でも、いつものペースには程遠い。子どもの登る様子をビデオ撮影しようと先行すると、そこで韓国の朴さん、ドイツのRatherさんと会話する機会に。子どもが追いついてきて、朴さんからドライフルーツをいただき記念撮影〜。
束の間の国際交流に気をよくしたのか、気分転換になったのか、子どもの足取りは軽くなりました。稜線に出て反対側を見渡すと「わぁ〜、きれい〜」と子どもは喜んでいます。ここからはガスが噴出している横を通ります。往きは問題なく通過(でも、下山時は少し怖がっていました)。通過すると山頂まではあとひと登り。
山頂からの景色は抜群でした。槍穂連峰や笠ヶ岳など山々がくっきりと見え、目を少し右に移すと上高地が見えます。上高地は上から見てもいいですね。子どもは景色の良さが分かるのか、うれしそうに山々を眺めています。頑張って、登って良かったね。天候に恵まれ、抜群の景色を見ていたいため、私たちにしては珍しく、山頂に30分間も滞在しました。
登りで「大したことないな〜」と感じていた焼岳ですが、岩場の通過やぬかるんだ箇所があったため、子どもを安全に下山させることに気を使いました。寝不足も手伝ってか、少しずつ疲れが増していき、駐車場に着いたときはヘロヘロ。下山後に一番元気なのは子どもでした。
この日は平湯キャンプ場に宿泊。いいキャンプ場でした。キャンプ場を利用すると割引料金で入れる温泉、ひらゆの森で汗を流すと後は寝るだけ。周囲にはキャンパーのテントがいっぱいでしたが、周囲の雑音が気になることもなく、夕方6時には親子3人とも寝てしまいました。
新中の湯ルートはよく整備されており、頂上付近の岩場を除けば危険と思う箇所はありませんでした。私たちは過度なくらい下山時に気を使うため時間を要しましたが、あまり大変な思いをすることなく素晴らしい景色を眺めることのできるお勧めの山、さすが百名山といった印象でした。
翌日は乗鞍岳ハイクです。
当日の子どもの格好
シャツ:普通の子ども服
パンツ:普通の子ども服
靴:普通の子ども靴
ザック:なし
写真
朝4:20にはスペースがほぼ無い | 焼岳に向けてスタート | よく整備されています |
緑と青空のコントラストがきれい | 短い梯子が随所にありました | 絶景の中を歩きます |
草原って感じでいいですね | 振り返るとこんな感じ | このマークで北アを実感 |
ガスが噴出しており、硫黄くさい | この箇所の通過は怖そうでした | 山頂からの眺めは最高〜 |
槍穂連峰と上高地が広がる | 可愛い花です | 怪我しないよう慎重に下ります |