山あるきの記録
飛び石連休中日は子どもの幼稚園が休みだったことから、1~2泊しての金峰山、大菩薩嶺、瑞牆山(もしくは西沢渓谷)を計画しました。2:12に自宅を出て大弛峠に向かいましたが通行止めです。仕方がないので、初日の金峰山の予定を変更して大菩薩嶺に行きました。駐車場には7:30到着でした。[帰宅後にネットで検索すると、「台風15号による豪雨により法面の崩落、路肩決壊等が生じたため、年内は通行を禁止します。」とのことでした。出発前の下調べが不十分でした。]
ロッヂ長兵衛横の登山道に入るとすぐに子どもはどんぐりを拾い始めます。早く行こうと促しても立ち止まってしまいます。歩きはじめからやる気のなさが出ていました。前夜寝る際に「お山は辛いから行きたくない」と話していたと後から聞きました。「やる気なく山にいくと怪我するから帰ろう」と手を引いて下山しようとすると「行く!」と返事して泣きそうな顔になります。出発してすぐこれなので先が思いやられます。
休憩をくりかえしながら福ちゃん荘を過ぎ、唐松尾根に入ってすぐに「お腹が空いた」というので朝食。ここでも大休止です。5歳の女の子に抜かれますが、追いかける気持ちはないようです。唐沢尾根ルートは途中から視界が開け、富士山をバックにして登ります。この日はうす曇りでしたが山々が水墨画のようにも見え、とてもきれいでした。ルートの大半の緩やかな登りでは座り込み、一方、岩が多く傾斜のある登りではとても早い。アスレチックに模して子どもなりに楽しみを見つけているようです。
雷岩に着くと一人で登り、上で座って景色を眺めていました。子どもにとっても良い景色はうれしいようです。ここから山頂へはすぐ。山頂は視界が開けていませんが、木々が風を遮ってくれるためお決まりのラーメンにしました。
下山路には大菩薩峠を通るルートを選択しました。普段は下りは得意で休憩も必要としない子どもが動きません。大菩薩峠までは緩やかにアップダウンがありますが、賽ノ河原手前の登りでは父親の膝上に抱きついてきて抱っこをせがみます。10分程度休んでようやく歩かせましたが、歩きだして数分すると「疲れた」と座り込みます。なだめながら、ようやく大菩薩峠に到着しました。
大菩薩峠からは下るのみ。ようやく子どもの本領発揮かと思いましたが、少し下ったところのベンチにあがり寝転んで動きません。何を話しても動かないので仕方なく肩車してあげると、肩の上で元気に歌を歌っています。うーん、甘やかしすぎか。肩車しての下山中、私は両足の小指に痛みを覚えたので勝緑荘で靴を脱ぐと肉刺ができ、皮が剥けています。前回の男体山でも足の小指に痛みを覚え、見ると変色していました。重い負荷(子どもの体重)がかかると肉刺ができる。登山靴が合わないようです。
勝緑荘からは、子どもは自分の足であるいてくれました。福ちゃん荘からは車道を選択しましたが、子どもは元気に走り回っていました。この体力を山の上で使ってほしいものです。
子どもがやる気がないので、泊りをやめて帰宅することにしました。宿泊の予約を入れていなくてよかった~。帰路で子どもは「またお山に行きたい」と話していました。やる気があるのか、やる気が出てくるのか見極めるためにも、しばらくは低山中心の山あるきとなりそうです。なお、自宅に到着したのは19:47でした。
当日の子どもの格好
シャツ:普通の子ども服
パンツ:普通の子ども服
靴:タイオガブーツ Kid's
ザック:なし
