子どもと安達太良山登山

安達太良山をあるいた記録

歩き始めから母親と手をつなぐなど、あまり乗り気でない様子ながら頑張りました。

五葉松平から見た安達太良山

 当日のルートと行動

あるいた日:

2015年10月4日

参加メンバー:

父、母、長女(8歳0ヶ月)

当日のルートと時間:

7:09奥岳登山口−8:17五葉松平−8:35薬師岳−9:55安達太良山山頂部(頂上岩稜を登り、軽食休憩)10:25−10:50峰の辻−11:38勢至平分岐−12:34奥岳登山口

(行動時間5時間25分:食事及び休憩時間含む)

 山あるきの記録

山あるきの記録

安達太良山の紅葉がきれいだという情報をキャッチして迷わず選択。不安要素は、台風並みの低気圧による強風の予報。安達太良山を登るときはゴンドラリフト(あだたらエクスプレス)を利用することを考えていましたが、強風で運行中止の可能性を考えて奥岳登山口から登ることにしました。

自宅を3:04に出発して6:48に到着。あだたら高原スキー場の駐車場には想像よりも多くの車が停まっていました。帰る時間帯には、上の駐車場も下の駐車場もいっぱい。路肩に停めていた車が両側通行の邪魔に感じるほどでした。ゴンドラリフトを使えば山頂部の紅葉を眺めることもできることから、登山者だけでなく観光客も多かったのだと思います。

ゴンドラ乗り場のトイレを借りた後に奥岳登山口へ。子どもは「乗りたい〜」と言いますが、この時間には動いていないし、待って動くかどうかも分かりません。「乗らないよ」と告げると子どもの気分が乗らなくなったのか、母親と手をつないでゆっくりムード。スタートしてすぐの馬車道は、まだ斜面とは感じないのですが、足取りが重そう。これは今日は苦労しそうだ...。

紅葉を見ながら、そして写真やビデオ撮影しながらのゆっくりペースですが、子どもが追いついてきません。「登り嫌」「このところ、学校でリレーの練習をしているから足の疲れが取れてない」「疲れた〜」と、少し歩いては休憩、そして水を要求します。「紅葉きれいだね」など話を振って、気分を変えようとしますが上手くいかない。そして休憩。挙句の果てには「先に行って!」というので五葉松平まで先行。母親と子供が追いついてくるまで15分間待ちました。(おかげで他の登山者との雑談タイム。いろいろと面白い話を教えてもらいました)

五葉松平でも休憩、出発してすぐに休憩。薬師岳になかなか到着しません。薬師岳に着くと、そこには多くの人。登る途中にゴンドラリフトが動いているのが見えましたが、多くの人がゴンドラで上がってきたようです。よって、ここから先は混雑、渋滞。ペースが遅いことに加え、木道で歩きやすいことから子どもが調子を取り戻してくれることを期待したのですが、相変わらず休憩が多い。小さい子どもを連れたファミリー登山では仕方がありません。

紅葉を眺めながら、そして休憩を取りながらようやく山頂部に到着。あれだけ休んだのに、ガイドブックのコースタイムを少し超えた程度。そんなものか...。山頂部に到着してすぐに子どもは「ラーメン食べたい」というものの「岩稜の上を登ってからにしよう」ともうひと踏ん張り。子どもは岩場が好きなのでスイスイ登ります。この元気があればもっと早く着いたのに。

山頂部は風が強く、登山者はそれぞれ大きな岩の陰に身を寄せて休憩していましたが、よさげな場所がないので、手頃な石を見つけて腰を下ろす。強い風を受けながら。早速子どもにはラーメン。親は暖かい飲み物を作ってひとときの天国。暖かいものをとってさぁ出発。

子どもの調子からゴンドラで下ることを考えていましたが、あまりにも登山者が多く、ゴンドラに向かうとすれ違いに時間を要しそうだったことから周回コースに変更。ただし、くろがね小屋は通らないこととしました。牛の背方面に向かいますが、この稜線がスゴイ風。ビデオを撮りながら歩いていると、風でよろめきそうになることも。でも、さすがは下り(下山の意味)好きの子ども。ビデオや写真を撮っていると、あっと言う間に差が開いてしまう。「なんだ、元気じゃないか...」

下りも紅葉を楽しみながらの歩きでしたが、紅葉の場所をすぎると「タタタタしよう」(注:子どもと手をつないで”タタタタ”と駆け下りることをタタタタと呼んでいます)と言ってきます。元気です。馬車道と旧道の分岐にくると「旧道がいい」と言うので、旧道を下ります。旧道は滑りやすく、母親が2回滑って転び「あんたが旧道選ぶからや」と怒っています。それを見た他の登山者が笑い、その笑いを見て子どもが笑っています。なんだか平和。

登山口近くの馬車道までくると、子どもが「疲れた〜」と動かない。「抱っこして」というけど、クラスで2番目に大きく、30kg近い体重の子どもを抱っこして下山なんてできません。母親は先に一人で登山口へ向かって(トイレに向かって?)下りてきます。するとおもむろに立ち上がり、走って先に登山口へ。「嘘だよ〜。元気だよ〜」だって。どうも子どもに振り回されています。

ゴンドラ乗り場近くの店で頑張ったご褒美のソフトクリームを買ってあげると、ベンチに座り食べながら「足が疲れたー」。走ったのは最後の頑張りだったようです。今日も頑張ってくれて、一緒に山を歩いてくれてありがとう。

この夜、母親が寝言で「ああぁぁぁ」。すると娘が寝ながら「わははは」。母親が下りで滑って転び、それを見た子どもが笑った同じ夢を2人が見たのかな。翌朝2人に尋ねてみましたが、夢については覚えていないとのこと。でも、同じ夢を見ていたのではなかと思うくらいのタイミングの良さでした。

最後に、下山後に空の庭リゾートで入浴しましたが、1時半過ぎに到着したところ「混雑のため2時の案内になります」と約25分間の待ち。日帰り温泉で待たされたのは初めてでした。

当日の子どもの格好

シャツ:普通の子ども服

パンツ:普通の子ども服

靴:タイオガブーツ Kid's

ザック:なし

スパッツ:なし

 磐梯山の写真

写真

今日は登山道へ向かいます 広めの馬車道からスタート 分岐を五葉松平方面へ
スキー場を通ります 山の上の方は紅葉しています ナナカマド
ルートは狭いところが多い 振り返ると紅葉の広がり アップしてみると
薬師岳は人が多かった 薬師岳からしばらくは木道 今日は休憩が多い
先には紅葉で彩られた山 紅葉の中は気持ちいい 遠くの景色もいです
山頂直前でも休憩 山頂部が間近に見えます ようやく着きました
山頂部からの下山は渋滞 風が強く寒いのでラーメン 牛の背方面から下山します
沼ノ平火口の荒々しい風景も 風が強く寒いので帽子と手袋 今日はずっと紅葉と一緒
何度も振り返ります 松ぼっくり さらに紅葉の中を進み
こんな紅葉の中です 下山時は娘が旧道を選択 最後はお疲れでした

当ホームページでは以下のようなことも書いています。

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