子どもと至仏山登山

至仏山をあるいた記録

鳩待峠からの往復は木道の多いルートでしたが、小至仏山付近からの岩稜帯は時間がかかりました。

至仏山へのルート上を歩く

 当日のルートと行動

あるいた日:

2012年8月29日

参加メンバー:

父、母、長女(4歳11ヶ月)

当日のルートと時間:

6:04登山口−7:24原見岩(燧ケ岳展望)−7:51オヤマ沢−8:40小至仏山8:46−9:44至仏山山頂10:05−11:02小至仏山−12:37登山口

(行動時間6時間33分:食事及び休憩時間含む)

 山あるきの記録

山あるきの記録

尾瀬はマイカー規制がありますが、8月の平日は鳩待峠までマイカーで入れるため、天気予報が晴れの平日に至仏山に登ることにしました。自宅を深夜1:37に出発し、鳩待峠に5:45分に到着しました。戸倉でバス乗換だったら、鳩待峠着はもう少し遅かったと思います。駐車料金2500円は、戸倉での駐車料金+家族分のバス代よりも安いため、お金と時間を少し得できました。

スタートは樹林帯です。傾斜は緩く、また、少し歩くと木道が出てきたので「子どもは苦労しなくて済む」と内心喜んでいたところ、「もうやだー。帰るー」の声。この日は、気乗りしていないようです。ということは、親にとって大変な日になることを指しています。休憩の回数が多いです。「それなら帰ろう」と言っても降りようとしません。子どもながら、途中で帰るのは嫌なようです。ただ、気乗りしないだけ。

このルート、本当に木道が多いです。出発前に「木道がルートの6割」と聞きましたが、木の階段を含めれば嘘でもなさそうです。子どもは木道歩きに慣れてきたのか、途中からは「私が隊長」と先頭を歩きます。しかし、この日は長くは続かない。少しすると座り込んで「嫌」と言う繰り返しです。

原見岩付近で樹林帯を抜け、尾瀬と燧ケ岳を望むことができました。景色恵まれ、得した気分です。子どもも「きれいだね」と喜んでいます。これより先、何度も「やっほー」と声を出していました。ここからしばらく進み、小至仏山手前くらいから岩稜帯を歩くのですが、岩の一部が黒光りしています。登山者に踏まれることにより磨がれ、滑りやすくなっています。この夏は雨が少なく、稜線から見たダム湖の水位が低いことが確認できるくらいでしたが、ルート上にはあちこちに水たまりがあります。靴底が濡れ、乾かないままの岩場なので滑りやすいです。子どもは、岩のどこが滑りやすいか分からないようで、岩稜帯を登り降りすることに予想以上の時間を要しました。(私たちが子どもが転ばないように慎重過ぎるくらい指示していることも時間を要した要因だとは思います)

小至仏山からは至仏山山頂が見えます。尾瀬も、燧ケ岳も見えます。この絶景の中を歩き、最後の岩稜帯を登ると至仏山山頂でした。山頂には人が多く、他の人が写らないように写真を撮ることは無理でした。平日なのに(夏休み期間でしたが)。この日は360度視界良好であり、周囲の百名山がよく見えました。よく見ると、山の方の向こうにうっすらと富士山まで見ることができました。

下山路、小至仏山までは往路同様、岩稜帯では非常に時間を要しました。一方、木道が出てきてからは快調。手をつないで、リズミカルに木製階段を下りて行き、大人のパーティを抜いて、抜かれてのペースで下ることができました。決して速いペースではないですが、子どもにとしては上出来でした。

下山後、子どもに感想を聞くと、「このお山は滑りやすいからもう登らない」だそうです。「嫌」と言っていた言葉は途中からなくなり、笑顔で登山口に戻りました。山あるきの後はいつも、車に乗るとすぐに眠る子どもがこの日は大騒ぎしてなかなか眠りません。休憩時間が多いながらも、6時間半行動しています。子どもに体力がついてきたのか、次の比較的長時間の山行で答えがわかると思います。

当日の子どもの格好

シャツ:普通の子ども服

パンツ:普通の子ども服

靴:タイオガブーツ Kid's

ザック:なし

 至仏山の写真

写真

登山ポストに計画書を投函 始めは樹林帯でした 視界が開け、尾瀬と燧ケ岳
岩が一部滑りやすくなってます 岩場の登りは楽しそうです この時期、花は少なかった
小至仏山手前の木道です 小至仏山に着きました 至仏山、尾瀬と燧ケ岳
山頂への最後の登りです 百名山としては12座目 山頂から富士山が見えました

パノラマ写真

至仏山頂上(360度視界) 小至仏山から(360度視界)

当ホームページでは以下のようなことも書いています。

地形図の読み方

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山あるきの計画

山あるきの計画や心がけをまとめました。

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家族で歩いた山の記録を中心に紹介しています。

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