2011年10月8日 挿し木
台木から新梢が伸びてくる。夏に一度すべて切り落としましたが、今回は切り取った梢を挿し木にしてみました。何でもトライです。
挿し穂は半日ほどメネデール液を含ませた水で水揚げした後に赤玉土に挿しました。根が出るかどうかわからないため、赤玉土は他の挿し木で一度使用したものです。
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2012年1月28日 微妙...!?
生きているのか、枯れているのか微妙な色合いをしているような気がします。ビニールで覆った棚で管理していますが、春までこのまま様子をみたいと思います。
2012年2月13日 りんご台木のお勉強
何も考えずに台木からの新梢をさし木していましたが、「だれでもできる果樹の接ぎ木・さし木・とり木―上手な苗木のつくり方
」を読んでりんごの台木について勉強してみました。素人が鉢で行うさし木でも参考にできると考えた内容をまとめます。
さし木できる台木:
わい性台木のM26台やM9台木は休眠枝を用いた実用的なさし木繁殖がほぼ不可能であり、取り木繁殖によって台木生産される。
マルバカイドウ台木とM9台木の交配で育成されたJM7台木はさし木繁殖が可能である。
⇒我が家のりんご苗木は「丸葉台付」であり、マルバカイドウのさし木をした(と思う)。
穂木の採取と貯蔵:
穂木は休眠期間中(12月~翌2月頃)に1年生枝を採種する。
採取後の穂木は、ポリ袋などに入れて冷蔵庫で2〜5℃の低温で保存する。さし木まで乾燥させないこと、休眠状態を維持することが大切。
⇒穂木の採種時期がなっていませんでした。「落葉して休眠している枝は貯蔵養分を多く蓄えた充実した枝であり、カルス形成力が強い」ことを覚えたいと思います。
さし木の作業:
3月中旬〜4月中旬にさし木を行う。遅れるほど生育が劣り、気温が高いと活着も悪い。
さし穂先端の1〜2芽が出る程度とし、まっすぐにさす。
さし木後、生育中のケア:
さし木後、穂木先端付近の2芽前後が発芽、伸長する。
5月頃にもっとも旺盛に伸長している1本を残して切除する。
追肥を行う場合は、夏頃までに即効性のものを施し、夏以降に窒素が遅効きしないよう、最小限とする。
太く根量の多い台木は、翌年春に接ぎ木して1年性苗木に利用可能である。
もしも今年も新梢が出てきたら、これにならって挑戦してみようと思います。
2012年3月3日 根かな...!?
地上部は変化ありません。根のようなものが確認できる一方、青い苔のようなものが確認できます。
4/21に抜いて確認したところ、枯れていました。2011年の試みは失敗に終わりました。
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