山あるきの記録
自宅を1:13に出発、経費削減のため八王子ICまで下道を使い、5:40に瑞牆山荘駐車場に到着。金曜日の朝のためか、駐車場には私たちを合わせて7台の車しかありませんでした(下山時でも25台程度)。急いで準備して6:06には瑞牆山荘前をスタートしました。
朝から良い天気でしたがルートは樹林帯を通るので日差しが気になりません。富士見平まではなんて事のない道でしたが、手前の林道に誤って入りそうになりました。瑞牆山荘から富士見平小屋までは300mの標高差がありますが、登りが苦手な子どもが「休む」と口にしないまま小屋の水場に到着。幼児にとって危険な個所はありませんでした。冷たい水でのどを潤し、顔を洗って気分一新です。
小屋からしばらく下ると天烏川の渡渉地点に着きます。川の石の上を歩くだけなのですが、ビデオ撮影のため子どもから離れ一人で歩かせると「じゃぼっ」と片足を水に入れてしまい母親から怒られます。怒られ、どうしてよいのか分からないのか、川に足を入れたままです。このあたりが4歳の子どもらしく、可愛い一面です。
渡渉後すぐに桃太郎岩があり、添え木と一緒に支えてもらいました。桃太郎岩横の階段を上ると、ここからは大きな岩が多く、急登りが続きます。フィックスロープは合計3箇所にありましたが、ロープ登りが楽しいらしく、登りでも下りでも「次のロープまだ?」と言ってました。「早くてっぺんに着きたい~」と何度か口にし、我慢強さがこれからの勉強ですが、事前にルートを理解して登っているのではないので仕方がありません。
それでも、「リーダーは私」と岩場でもどこでも先頭を歩きたがり、「危ない!」と母親に何度も怒られていました。特に岩の多い斜面においては、「登って」と促すことはなく、「待ちなさい!」が最も多く子どもに伝えた言葉でした。山頂まで50分弱のところですれ違った男性が「この先はきつい。心が折れそうになった」と話していましたが、その斜面を「キツイ」ということなくニコニコしながら登った子どもに成長を感じました。
平日のためか、山頂は比較的すいていました。「もう1時間早ければ、富士山も、八ヶ岳も、甲斐駒も見えたよ。今は雲の中だけど」と山頂にいた男性が話してくれました。残念ですが、子どもが山頂まで無事に登ることの方が大切なので諦めがつきます。
下りはいつも親が大変です。子どもに怪我させないように下るため、気も体力も消費します。岩場でちょっと目を離すと自分で勝手に下ろうとするので待たせ、親が前後から足の置き場所を教えながら下ります。このため、よけいに時間がかかります。私たちのファミリー登山の行動時間が長い理由は、下山時に必要以上に安全に重きを置いて下山するためだと思います。
今回、天烏川からの登りが子供にネックと思っていたら、子供のペースが速く、母親を後方に置き去りにしたまま富士見平小屋に到着してしまいました。この日は富士見平小屋を過ぎた頃に雷雨にあい、瑞牆山荘までの斜面が滑りやすくなっていましたが、子どもは転ばないよう上手に下ってきました。あるき方に対する助言を吸収してくれたと、親としては内心うれしいところです。
瑞牆山登山は、子どもの成長を感じさせてくれる山あるきでした。この日は、翌日の金峰山登山のために移動してパインウッドキャンプ場に宿泊。実は、ここではほとんど眠ることができず、翌日が大変でした。
[おまけ] 帰宅後、ネットで大ヤスリ岩をクライミングしている写真を子どもに見せたところ「登りたい~」だそうです。子どもの足腰を鍛える+家族旅行を目的として山に入っていますが、いつの日か、近い将来にクライミングも計画しなければならないかな~。
当日の子どもの格好
シャツ:普通の子ども服
パンツ:普通の子ども服
靴:タイオガブーツ Kid's
ザック:なし
カッパ:モンベル製
スパッツ:モンベル製
写真
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パノラマ写真
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