山あるきの記録
娘の百名山踏破記録が昨年から24座で止まったままだったので、1座くらい増やそうと首都圏から近く、しかも難易度が高くないルートということで、両神山の白井差新道を選びました。このルートを歩くためには、事前に地主さんに予約を取る必要があります。実は、6日(日)の予約の電話を前日したのですが「満員で無理です」と断られました。娘の事業参観の振り替え休日を利用し、7日(月)での山あるきとなりました。
朝4:01に自宅を出発し、7時15分くらいに着くかな〜と思っていたら、娘が「気持ち悪い〜」。地主さん宅に着くまでのくねくね道で娘が車酔い。途中でしばし停車し、7時半過ぎの到着となりました。先に車が1台おり、登山者がルートの説明を受けていました。
車を転回して駐車して私たちの番。地図を渡され(下山時に返却)、ルートの説明を受けます。地図は見やすく、地主さんの説明が分かりやすかったですね。説明よりも..、”熊に注意”と張り紙があったので質問したところ、「みんな聞くんだよ」と熊と遭遇した人のエピソードを話してくれました。この話が面白い(熊に遭遇した人には”面白い”と書いて失礼ですが、地主さんの説明が上手なんです)。
さて、先行1パーティに遅れてスタート。スタート時は他のパーティが説明を受けており、さらに別の車が到着したところでした。ルートはとてもよく整備されています。歩きやすい。「この梯子、手作りするのは大変だよ。でも、橋を造る方が重い木を使うからもっと大変だよ」と、歩きながら当事者のように話す娘。なんだか笑っちゃいます。
山で娘の楽しみをと考え、前回の山あるき後に娘にデジタルカメラを買い与えました。この日がデビュー。落とすと嫌なので私が持ち歩きましたが、景色の良いところで呼び戻され、写真を何枚も撮っていました。幼稚園の頃は「次の休憩まで頑張ればチョコレート」と言っていた頃が懐かしい。歩き始めて15分で昇竜の滝、1時間で水晶坂の紅葉、「この木のが邪魔なんだよな」などといいながら、写真撮影が楽しそうです。
水晶坂から少し登ると木々の間から両神山の山頂が見えます。しかし、ガスが迫ってきて、しばらくすると見えなくなりました。娘と登るとき、下で晴れていながら山頂はガスの中が多かったのですが「またか...。はい。慣れてます」って感じです。
地主さんの説明で「水晶坂から地図でジグザグになってるでしょ。ここが急だから勝負」と言われましたが、このジグザグを登り終えた後、ブナ平付近になって娘が「急なところまだ?」って。「急だから勝負」と言われたところは何でもなかったようです。頼もしい。(実際、そんなに急登とは思えなかったことは確かですが)
歩きだしてすぐ、そして途中から山頂を見上げたとき「あんなに高いところまで登るのか」と母親が言っていましたが、山頂近くで一般道と合流したとき「思ったほどではなかったね」。うん、どこかのサイトで初心者向けと書かれていたのがうなずけます。
合流地点から山頂まではもう少し。水晶坂の先で先行パーティを追い抜いたので、うまくいけば山頂を独り占め(家族占め)できるかなと考えながら、岩場を越えていくと無人の山頂がありました。360度の展望。紅葉した山々も見えます。雲海の上に浮かぶ山々、そしてその奥に富士山も顔を出していました。追い抜いたパーティが来るまでの5〜10分間、私たちは景色を十二分に満喫しました。
追い抜いたパーティが到着すると、続々と人が登ってきて、広くない頂上は人でいっぱいになりました。しかも、三番手で登ってきた2人が山頂看板の前に座って動かない。「撮影ポイントなのに、居座ったら他の人が写真撮れないじゃないか」と口には出さなかったですが、迷惑に思われていただろうな。私たちは早々に端に行き、娘の山の楽しみの一つであるラーメンタイム。
下山も一番手で歩き、山頂での約30分の休憩を含めた行動時間が約4時間。とても歩きやすい道だったので楽しく歩くことができました。下山後、地主さんに整備協力費として1,000円/大人(小学生の娘は無料でした)を支払い、登頂記念バッチとお菓子をいただきました。今度は別ルートからと思っていましたが、ハイキング感覚で今回のルートを再び歩くのも楽しいかと思います。
帰宅前に両神温泉薬師の湯で汗を流して帰りました。娘が5歳のとき、つまり4年前に薬師の湯の駐車場に車を停め、四阿屋山に登ったことがあります。そのときは温泉に入りませんでしたが、少し懐かしさがありました(娘は全く覚えていませんでしたが)。
当日の子どもの格好
シャツ:モンベルのTシャツ
パンツ:モンベルのパンツ
靴:モンベルの靴
ザック:なし
写真
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