子どもと富士山登山

富士山をあるいた記録【1日目】

7合目近くで子どもの足が落ちました。寝不足、疲れに加え、急に寒くなり、雨が降ったことも影響したのかな。

子どもと富士山登山

 当日のルートと行動

あるいた日:

2013年8月7~8日

参加メンバー:

父、母、長女(5歳10ヶ月)

当日のルートと時間:

【ルート】須走ルート

【1日目】10:00須走口五合目−11:11六合目−11:50本六合目11:57−13:02七合目13:23−15:03下江戸屋(泊)

(1日目行動時間5時間3分:食事及び休憩時間含む。2日目の記録はこちらから)

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 山あるきの記録

山あるきの記録

吉田ルートから登るつもりでしたが、新宿駅から五合目への高速バス始発便は満席。前日の確認なので仕方がありません。代わりに、東京駅から御殿場駅への高速バス始発便(6:30発)と須走ルートの下江戸屋の予約が取れたため、吉田ルートよりも距離が長い須走ルートで登ることにしました。

予約時に「出発30分前にチケット売り場に来てください」というので、早朝、母親に大きな駅まで車で送ってもらいました。最寄駅の始発では間に合わないため。なお、今回、母親は高所に弱いため不参加でした。で、バスですが、6:30を過ぎても出発しません。チケットを購入していなかった人の対応で遅れ、さらに、出発直後に若い5人の女性グループがバスを停め、乗り込んできました(しかも、謝ることなく、早朝から大声でおしゃべり)。結局、10分以上遅れての出発。富士急ハイランド方面にも向かうバスなので観光の乗客が多いですが、こちらは御殿場駅でのバス乗り換え時間に間に合わなくなるかもと冷や冷やでした。

御殿場駅からのバスが五合目に到着し、子どもと軽く食事をして装備を整えました。この高さに慣れようと意識的に時間を使い、到着後30分程度経過して出発。最初は樹林帯ですが...。混んでいません!今年は富士山が世界遺産に登録され登山者が増えていると聞いていましたが、平日ということもあってか、登る人は多くはありません。登山口付近の看板で当日宿泊可となっている山小屋がほとんどでした。歩く距離の長い須走ルートということもあるのでしょうか。

20分程度歩くと視界が開け、山頂がきれいに見えます。そして暑い。樹林帯の木陰を歩いていたので、それほど暑さを感じていませんでした。振り返ると、眼下に山中湖が見えます。6合目の長田山荘までは順調。本六合目の前で少し遅れ始め、「もう8合目がいいー。次も六合目?なんで七合目じゃないのー?」。疲れがでてきたのか、早朝に起こされたので眠くなってきたのか。

七合目の大陽館の手前で足がかなり落ちたので少し休憩。軽食と水を多めに採らせます。ここでの休憩中、年配のご夫婦に風船をいただき、励ましていただきました。風船を膨らませたりすると高山病対策になるとのことですが、本当でしょうか。休憩中、小屋の辺り急にガスに包まれ、寒くなったため子どもはフリースを着用。20分程度休んで出発です。

出発すると間もなく眼下に虹が見えました。子どもが虹を見るのが2回目とのことで喜んでおりました。虹を見て元気を取り戻したと思ったら雨が降り始め、慌てて子どもにレインウェアを着せ、私自身も着用しました。これが追加の良い休憩にもなったと思ったのですが、見晴館を指して「あそこが8合目がいいー」。そうしてあげたいけど、8合目の江戸屋を予約してあるので登るしかありません。やっぱり疲れているんだなー。また、変化に乏しい砂利のルートが詰まらないので飽きてきたのかもしれないです。

子どもは「ハァ、ハァ」と息遣いが荒いですが、「頭痛くないか?気持ち悪くないか?」と尋ねても「大丈夫」と答えが返ってきます。体が疲れと空気の薄さを感じているようですが、高所障害は出ていないようでした。今日の宿は3,350mの箇所にあり、須走口五合目の1,970mと比べると1,380mの標高差があります。5歳の子にはきつかったかな。

結局、7合目からは1時間40分かかって下江戸屋に到着。本日宿泊者の中では2番目の到着だったようです。寝場所は2段(屋根裏を加えると3段)ありましたが、宿の方は好きな場所を選ばせてくれました。子どもは2段目を確保してご機嫌。また、初めての山小屋なので、あらゆるものに興味津津でした。

夕食はカレーとハンバーグ。子どもは辛かったようなので念のため用意してきた振りかけを使って食事。追加で「赤いきつね」を注文して食べたので食欲があると一安心。夜もぐっすりと眠ってくれました。私は...明け方に1時間程度眠れただけでした。

ところで、富士山の山小屋は評判が悪いとネットでよく目にして心配していましたが、下江戸屋のスタッフは気配りが行きとどき、対応がとても丁寧であり、良い意味で意外でした。例えば、「子どもが好き嫌い多いので大人用のカレーが無理」というと「大丈夫ですか。スープに替えましょうか」など気遣っていただきました(交換はお願いしませんでしたが)。スタッフは「その年のスタッフによって変わります」と話していましたが、子どもにとっては、少なくとも今年の下江戸屋は最高の山小屋だったと思います。

(2日目に続く)

当日の子どもの格好

シャツ:普通の子ども服

パンツ:普通の子ども服

靴:タイオガブーツ Kid's

ザック:なし

 雲取山の写真

写真

須走口五合目をスタート 登山ポストは右側にありました しばらく樹林帯を歩きます
えぐられたようなルート 山頂が見えてきました 振り返ると湖も見えます
今回のお気に入りポーズ 花も咲いていました 七合目手前、ペースが落ちた
七合目を過ぎ、ガスの中。寒い 薄く虹が写っているのですが... 雨が降り、大慌てでカッパ着用
下江戸屋に到着〜 寝床は2段目に決めました 晩ご飯はカレーとハンバーグ

2日目も見る

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