山あるきの記録
「忘れた―」 カメラとビデオを忘れたことを車を運転しながら思いだしたときには既に自宅を出て30分。引き返すと単純計算で1時間のロス。この日はシルバーウィーク5連休の2日目。引き返すと渋滞や現地で駐車場所が亡くなりそうなので現地へ向かうことを決断。自宅を3:03amに出発し、6:15amに駐車場着。登山口近くの駐車場はほぼ満車状態でした。引き返さなくて良かった。
晴れの予報が出ている山を選んだはずが、見上げると山頂付近はガスの中。しかも寒い。「どうしよう。温泉に入った後は袖のない夏用ワンピースの着替えしかない」と母親と娘が笑っている。行きの車で十分な睡眠が取れたのかな。リラックスしている様子なので娘は今日も頑張ってくれそう。
登山口で山行計画を提出して出発。峰ノ茶屋跡避難小屋までは3年前、子どもが5歳になってすぐに歩いたルート。おしゃべりしながら、それでも3年前より15分早く到着。でも、少し遅い。「登りは嫌い」とスタートしてすぐにゆっくりムード。遅いのは少々不満だけど、怪我なく歩いてくれればそれでいいです。
峰ノ茶屋跡避難小屋は休憩する人で混雑しており、少し滞在しただけで朝日岳に向かう。朝日岳へはトラバース気味に歩くのですが、正面から犬を連れた人が避けることもなく娘の方に向かってきたとき、向かってくる犬に驚いた娘が谷側へ足を滑らせて落ちそうに! すぐ後ろを歩いていた母親がフォローしました。
「なんで犬なんか連れてくるんだ!」と言っても知らん顔。あんたがどけ!と言わんばかり。譲り合いもできないような人がいるので(いたので)要注意です。シルバーウィークだからか?
峰ノ茶屋跡避難小屋付近は風の通り道で前回来た時も風が強かったですが、この日も風が強い。朝日岳の山頂も結構な風。山頂の標識に温度計が付けられていましたが、みると4℃。その上、強い風で体感温度はもっと低い。「夏用ワンピースどうしよう...」まだ言っています。3人とも薄い長袖のシャツにカッパを着ただけ。山シャツやフリース類は自宅に置いてきました。3人とも見通しが甘い。
朝日岳の肩に戻り、三本槍岳に向かいますが、三本槍岳方面には誰も向かおうとしてない。寒く、風が強く、景色が望めないからなのかな。三本槍岳に向かう稜線も強い風。この風の中、娘は「ここでラーメン食べたい」と立ち止まってしまう。「ここは風が強すぎるから、もう少し頑張ろう」と励ます。「まだー?」いつものが始まってしまった。
30分も歩かないうちに清水平。ここは他の登山者が占領しておりスペースがない。先を急ぎ、中ノ大倉尾根との分岐へ。ここでも複数のパーティが休んでいる。ベンチが一つだけあるが、これは2名の登山者が道具やらガスやらおいて調理を始めている。他のパーティは石の上やマットを敷いての休憩。我が家もここで娘にラーメンを食べさせることに。
ラーメンを食べて「温まったよ〜」と娘は言う一方、「もう疲れた〜」「歩きたくない〜」。「もうちょっとだから頑張ろう」としか言えない...。娘は登りが疲れると最近は「山が楽しい」と言ってくれない。むしろ嫌がってきた様子。約2ヵ月ぶりの山だからなのか、この2ヵ月間、旅行や別の遊びに連れていったときの楽しい思い出と比べているのか...。
30分で三本槍岳に到着。ここでもガスのため景色はお預け。三本槍岳から引き返す道で、地元山岳会所属でパトロールしていた人に話を聞くと、「今日は晴れていれば紅葉がきれいだったはず。台風の影響で湿った空気が流れ込んでいるのでガスが出ているが午後になれば晴れる」。でも、午後まで待てません〜。
子どもが疲れ気味なので中ノ大倉尾根を下ることを考えましたが、車を取りに父親が登り返す時間を待ちたくないとのことから、3人一緒に来たルートを引き返すことにしました(引き返すことが提出した山行計画通りでした)。帰りは朝日岳と避難小屋の間の鎖場(といっても大したことない)やトラバースも問題なく通過。「ここは面白い〜。岩が好きだから〜」と子供は喜んでいました。
避難小屋を過ぎて高度が下がってくると「暑い!」。温泉に入った後は、夏用ワンピースが大活躍でした。今回は、冬と夏を体験したハイキングだったように思います。
最後に、写真ですが、携帯電話で撮影しました。私、スマホを所持していません。昔ながらの...。
当日の子どもの格好
シャツ&雨具(カッパ):モンベル製
パンツ:普通の子ども服
靴:タイオガブーツ Kid's
ザック:なし
写真
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