子どもと日光白根山登山

日光白根山をあるいた記録

ロープウェーを利用して手軽に登山と考えていましたが、幼稚園年中の子どもは大変さを感じたようです。

 当日のルートと行動

あるいた日:

2012年6月15日

参加メンバー:

父、母、長女(4歳8ヶ月)

当日のルートと時間:

8:50ロープウェイ山頂口(トイレ済ませる)ー9:05登山口(二荒山神社にお参り)ー9:43七色平分岐ー10:57樹林帯抜けるー11:57山頂(食事)12:55ー14:55登山口

(行動時間5時間50分:食事及び休憩時間含む)

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 山あるきの記録

山あるきの記録

6/15(金)は子どもの幼稚園の父兄参観の振り替え休日だったため1泊2日で金峰山+瑞牆山を計画しましたが土曜日からの雨予報で取りやめました。せめて金曜日の梅雨の中休み(晴れ)に日帰り登山しようと、那須岳、会津駒ヶ岳、日光白根山を候補に検討。前日の天気予報で晴れマークの最も多かった日光白根山にしました。

当日は朝5:20に自宅を出発。日光宇都宮道路に入ると小雨が降ってきてテンションダウンしましたが、トンネルを抜けてしばらく走ると天気が回復し、いろは坂からは日光の山々をきれいに見ることができました。当然、テンションアップ。

ロープウェーの駐車場に着くや否や子どもが嘔吐。カーブが多かったので車酔いしたようです。心配しましたが、嘔吐後すぐ元気になり、ロープウェーで出発。ロープウェーの中ではお腹すいたとパンを食べたので大丈夫と確信。予定通り山に向かいます。

山頂駅からあるき始め広く平たんな道です。毎度のことですが、あるき始めは調子が上がらないのかスローペースです。七色平分岐を過ぎると少しだけ急になりますが問題ありません。森林限界の手前から休憩が多くなり、森林限界を過ぎてからは休憩の連続。砂利のルートはあるきにくかったようです。山頂まで200mの立札を過ぎると雪渓があり、中学生たちが「キャーキャー」いいながら下っています。先頭はガイドでしょうか。ステップを切ってあげるようなことをしていませんでしたが、中学生たちは"滑る感覚"も楽しんでいるのか、数人後には靴をすべらせた後が雪面に残るだけなので無駄だったと思います。ここで急に「キャー」という一段と高い声。その声に驚いて何か手助けをと思った瞬間に手に持っていたビデオカメラを落とし、レンズカバーが故障。ついていません。

雪渓あたりから中学生の団体が多く、岩の登り降りの必要な山頂直下では大渋滞。中学生の流れの合間に岩に取りつくものの途中での待ち時間多く、ついていません。ようやくたどり着いた山頂でしたが、立札付近にいる中学生が動いてくれず、引率のガイドか先生も立札付近におり写真撮影できません。そこで頂上直下の幅1m弱の隙間(すぐ下は切れ落ちている)に座って昼食を取り団体をやり過ごしました。岩場の狭い山頂での大渋滞は、小さい子ども連れの登山ではきついです。子どもが高所を怖がらずに昼ごはんを食べてくれたのが救いでした(むしろ立って歩こうとするのを抑えていました)。

山頂からは座禅山の方に向かおうと考えていましたが、岩場が多かったので座禅山方向から来た女性2人組に状況を聞くと「岩場が多く、岩場の着地点が砂利で滑りやすい。転んでいる人を見た」とのことなので、子どもの安全を考えて同じルートを引き返すことにしました。下山時、普段が下山路に強い子どもが「疲れた~。休む」を連発していたので引き返して正解だったと思います。子どもには、励ましながら最後まであるいてもらいました。それでも先行の中学生の団体に追い付いては、団体を抜き去るスピードはないので休みを入れという具合に下山スピードは悪くなかった気がします。また、途中で林業の方に飴をいただいて励ましてもらうなど、周囲の大人から可愛がっていただきました。鹿ゲート手前で手を合わせ、「お山ありがとう」と口にしていたのが印象的でした。下山後のご褒美はいつものソフトクリーム。この日は嫌がっていた足湯に入りましたが、とても気に入った様子でした。

[遭遇した事故について] 平らなところまで戻ると、後ろから来た速足の単独行の男性が「中学生が2~3人高山病で嘔吐して動けなく、捜索隊を呼んだ。ヘリも飛ぶのでは?」と教えてくれました。私たちの下山時には中学生の団体(2校とも)はすでに山を下り始めているか、昼食を終えて出発しようと号令がかかっていたので「高山病で動けない」に違和感を覚えました。ロープウェーの山麓駅に近くなると8名くらいの救助隊が2つソリ担架を持ってロープウェーに乗り込むところでした。ロープウェーを下りると群馬県警の警察官を見かけ、また中学生の団体が引率の大人に指導を受け、「はい!」と大声で返事を繰り返していました。この団体の一部が事故だったのでしょうか。車まで戻ると、サイレンを鳴らした車が2台到着し、上空にはヘリコプターも出動していました。かなり物々しく感じましたが、事故の詳細もわからず気になります。なんだか、中学生の団体にいろいろな意味で振り回された山あるきでした。

[追記] 頂上の岩場について、おもしろかったか、怖かったか子どもに尋ねたところ、「ちょっと怖かった」と話していました。次の山選びの参考にしようと思います。

当日の子どもの格好

シャツ:普通の子ども服

パンツ:普通の子ども服

靴:タイオガブーツ Kid's

ザック:なし

 男体山の写真

写真

いろは坂から男体山 ロープウェー利用しました あるき始めは平たんです
目印は多いです 樹林帯を抜けました ガスが多い中を歩きます
山頂近くに残った雪 頂上への登りです 山頂直下からみた山頂
山頂につきました 少しだけガスが晴れた 山頂からの阿弥陀が池方面
軽快な足取りで下ります 白根葵(足湯階段前に群生) 足湯は気に入ったようです

パノラマ写真

日光白根山頂上(ガスで周囲がみえない) 日光白根山頂上(ガスが少し晴れた)

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