ミニトマト栽培報告

2012年の栽培

家庭菜園初心者による野菜栽培の記録です。今年は中玉トマト栽培にも挑戦です。そうなると、ミニトマト栽培の表題はおかしい!?

ミニトマト

 2012年の栽培計画・目標・作業(特徴以下は、基本的にフルティカトマトの情報)

栽培品種
フルティカトマト(タキイ:2012年10月)、イエローキャロル(自家採種)
特徴
中玉トマトの中では群を抜く甘さ。酸裂果が少なく露地栽培でも作りやすい。
種まき
2/下旬〜4/中旬
植付け
植えつけは第1花開花ごろを基本。水やりは、植えつけ時に株元へたっぷり与え、活着後は控える。
元肥
苦土石灰200g、堆肥5kg、化成肥料200g
管理
植付け後から月に1〜2回の割合で1株につき1握りの化成肥料。草勢が強いので肥料は極控えめにする。
収穫
開花から40〜60日後

《今年度の栽培について》

条間・株間
45cm(推奨の株間:50~60cm)
目標収穫数
多数

 栽培報告

2012年4月7日 種まき

ミニトマトも栽培するため、ミニトマトとして栽培報告をします。

4連結セルトレーと丸い育苗ポット2つにフルティカトマトの種を各1粒(計6粒)、マスの小さいセルトレーの3個所にイエローキャロル(昨年栽培して種を保存)の種を数粒ずつ種まきました。

2012年5月3日 発芽率は極めて良好

フルティカトマトの発現率は100%です。一方、イエローキャロルも予想以上に発芽しました。イエローキャロルは4連結セルトレーに植え替えましたが、2種類のトマトを合わせると10株分の苗になります。10株も畑に植えるスペースがないため、他の人に分けるか、コンテナ栽培にするか思案中です。

2012年5月13日 畑への植えつけにはまだ小さい

大きくなってきましたが、畑に植えつけるには小さいように思えるため、植えつけは来週以降にします。来年は種まき後の生長速度を速めるために工夫が必要だと痛感しています。

2012年5月20日 植えつけ

植えつけには小さく早いとは感じていますが、周囲の畑でトマトが大きくなってきているのをみて(少々焦り)、畑に植えつけることにしました。フルティカトマトx6、イエローキャロルx4です。イエローキャロルの1つは、昨年畑に落ちて発芽した苗を別の畝から移動しました(いちばん右の写真)。苗が小さいため、1週間は保湿と保温を期待してペットボトルのカバーをしました。

2012年5月26日 まだ小さいかな

1週間で少し大きくなりましたが、移植ごてと比べてもまだまだ小さいです。

2012年6月2日 まだ小さいかな

支柱に誘引していなかったため、強風の影響で茎が曲がり、そこから真上に伸びています(支柱を立て、誘引しました)。また、フルティカトマトでは、これも強風の影響か1つが枯れていました。その個所には、イエローキャロルの苗が残っていたので植えました。そのイエローキャロルですが、支柱なしでもピンとしています。同じトマトでも違うものですね。

2012年6月3日 発芽

イエローキャロルの1つで発芽を確認しました。なお、この株は、昨年落ちた実の種が畑で発芽したものを移し替えたものです。

2012年6月10日 ようやく大きくなってきた

周りの畑のトマトよりも生長が遅いですが、小さな種粒から加温器も用いずに、ここまで生長してきましたのはうれしいものです。わき芽を取っていないので、翌週には作業したいと思います。

2012年6月17日 支柱

4つ植えつけたトウガラシのうち3つが枯れたため、昨年栽培していたイエローキャロルのこぼれ種から自然発芽していた株を移植しました。既に大きかったため一部の根を切断しての移植ですが、生命力の強いトマトなので大丈夫かな。本日は、別の畝のトマトにも支柱を立てました。(追肥は6/16)

2012年6月24日 緑色の実

左がフルティカトマト、右がイエローキャロルの写真です。まだ緑色で小さいですが、いつもながら、小さな種がここまで生長してくることに驚きと感動を覚えます。

2012年7月1日 番外編:鉢栽培

連作障害の影響を見てやろうと、米ナスを昨年栽培して枯れたまま放置した鉢に実から採り保存しておいた種で発芽したイエローキャロルを植えつけています。(この試みは、別途特集で後日報告します)

6月の台風4号で茎が折れ、この実験は失敗で終わったと台風翌日に折れた茎を見つけたときは半ば諦めでしたが、復活してきたようです。さすが、トマトは生命力が強いです。

2012年7月5日 ジャングル

週に何回か平日の早朝に畑に行き、野菜の収穫とともにトマトの芽かきをしていますが、追い付きません。みる度に葉が旺盛に茂っています。合計で9~10株あり、また芽かきした個所から新しい芽がでていることに後で気づいたときには立派な枝に生長していることが少なくありません。最近は一度芽かきした個所もチェックするよう心掛けていますが、そうすると時間がなくすべての株の芽かきができません。

2012年7月15日 収穫

一足早く、イエローキャロルを収穫しました。3個だけですが、これから爆発的に増えそうです。フルティカトマトも色づいてきた実があります。また、7/18には、黄色く色づいた実2個を収穫。

2012年7月21日 フルティカトマト

フルティカトマトも赤く色づいてきました。一緒に畑に行った子どもが「収穫したい」と言うので一番小さいけれども最も赤い実1個を収穫してもらいました。

鉢植えのイエローキャロルは間もなく開花しそうです。そういえば肥料を与えていないことに、これを書きながら今気づきました。

2012年7月21日~ 収穫

7/22夕方、赤く色づき、昨日よりも大きく、ミディアムトマトと呼べる大きさのフルティカトマトを収穫しました。7/24はもう少し色づくまで待ってもいいのでしょうが、次々と収穫となりそうなので、早めに収穫して回転率を上げようとしています。7/31は赤いトマト黄色というよりも橙色に近い完熟したトマトの収穫となりました。種まきしたイエローキャロルの株のうち1つは大きめの実をつけているので、今度はこの種を保存して来年まこうと思います。

2012年8月4日 増えてきた

トマトの収穫量が増えてきました。フルティカトマトは真っ赤に完熟する前に収穫したものを含みますが、その理由は中央と右の写真にありますように、明日以降に完熟を迎えそうなトマトがたくさんあるからです。どうやってこれだけのトマトを食べていこうか、料理についても勉強する必要がありそうです。

2012年8月6日 収穫

トマトの収穫は最盛期に入ったような気がします。この日だけで、フルティカトマト34個、イエローキャロル25個の収穫でした。フルティカトマトは、ミディアムといよりも実が小さいように感じますが、これは芽かき、摘花が(毎週のようにやってはいるのですが)十分でなく、実がたくさんつきすぎているためだと思います。

2012年8月8日 収穫

すごい量の収穫でした。フルティカトマト49個、イエローキャロル18個です。この量を収穫してもなお、右の写真にありますように、真っ赤に熟したトマトが畑で待っています。8/6から家族が帰省して一人です。どうやって食べようか...。

2012年8月8日 番外編~「男のトマト料理@:トマト乗せ焼き飯」

トマト乗せ焼き飯を作りました。@材料です。収穫したフルティカトマト8個です。卵は2個。Aトマトは湯剥きしました。これを適当な大きさに切り、焼き飯ができるまで冷蔵庫で冷やしました。B卵2個とご飯で焼き飯を作り、冷やしていたトマトを乗せて完成です。焼き飯は美味しかったのですが、トマトの酸味が強く合わないと感じました。

2012年8月9日 番外編~「男のトマト料理A:大量トマトのミートソース」

ミートソース缶を利用して、大量トマトのミートソースを作りました。@材料です。トマトは、収穫したフルティカトマト10個とイエローキャロル5個を使いました。挽肉は190gの半分、タマネギ半分、人参(小)の2/3を使いました。Aタマネギと人参はみじん切りにし、とまとはざく切りしました。なお、トマトの皮はついたままです。B先にタマネギ、人参、挽肉を炒め、そこにトマトを加えました。塩と砂糖を少々入れています。トマトの水分が出て水っぽくなるまで煮込みました。味見すると酸味が強く感じたため、とんかつソースとケチャップ少量を加えて少し煮込みました。C麺と合わせ、粉チーズをかけて完成です。麺と合わせると味がちょうどよく、というか、むしろ美味しく、大成功でした。なお、これで4皿分のミートソースができるのでお得感もあります。挽肉半分を冷凍保存しているので、トマトの大量収穫の間にまた作ります。

2012年8月10日 収穫

フルティカトマト49個、イエローキャロル29個の収穫でした。これでも収穫が遅れたため腐ったり、虫にやられたトマトが多いんです(中央の写真)。また、2日前に収穫して食べきれていないトマトがたくさん残っています(右の写真)。

2012年8月10日 番外編~「男のトマト料理B:トマトのスープ」

@材料は、トマト、ニンニク、コンソメ(?)、牛乳、とろけるチーズです。Aオリーブオイルを温め、みじん切りにしたニンニクを入れ、いい香りがしてきたら刻んだトマトとコンソメ(顆粒?)、塩、砂糖を入れてトマトの水分だけでしばらく煮込みました。B牛乳とチーズを入れ、塩を少々追加して温め、C完成です。作る前に想像したよりも美味しくできました。

2012年8月11日 番外編~「男のトマト料理C:トマトのカレー」

レトルトカレーをベースに、卵と野菜で嵩上げを狙いました。@材料です。A野菜を切り刻みました。まず人参とタマネギを痛め、トマトを足しました。しばらく煮込んだのですが、長時間の料理は避けたいので、トマトがどろどろになるまで待てず水を追加しました。味見すると、トマトの酸味が強いので蜂蜜を追加。「リンゴと蜂蜜とろ~り溶けてる~」は別のレトルトカレーですし、加えたのはリンゴでなくトマトでしたが、そんなのはどうでもいいです。B仕上げにレトルトカレーを混ぜ合わせました。Cトッピングとして、納豆と畑で収穫したオクラを載せて完成です。2食分になりました。味もGood!でした。

2012年8月12日 収穫

フルティカトマト56個、イエローキャロル28個の収穫でした。

2012年8月13日 番外編~「男のトマト料理D:トマトたっぷりロールキャベツ」

TVを見ていたら、ロンドンオリンピックでボクシング金メダルの村田選手の家族が「我が家のロールキャベツはトマトから作る」と話していたので管理人も作ってみました。@材料として、肉には鶏ムネ肉ミンチ、その嵩増しに木綿豆腐としました。A野菜を切り刻み、パン粉は食パン1枚を細かくちぎりました。肉はトレイ半分の100gだけ使用。これに卵1個を加えてボールで混ぜ合わせました。豆腐との量のバランスが悪かったです。Bキャベツは葉を4枚取ってお湯に入れ、フライパンではニンニク1片を刻んで香りをつけます。Cロールキャベツの具をキャベツにくるみましたが...4枚は少なすぎました。D余った具はハンバーグ状にしました。Eロールキャベツの両面を焼いて焦げ目をつけ、F刻んだトマトを煮込んでいた鍋に入れ、しばらく煮込みました。もったいないので、ハンバーグ状の具を加えました。なお、煮ていたトマトには塩、砂糖、とんかつソース、ケチャップ、コンソメ1個を入れています。Gお皿に盛って完成です。めちゃくちゃ美味しくできました。具は柔らかめでしたが、嵩増しでカロリー低いのことも大満足でした。

2012年8月12日 収穫

フルティカトマト41個、イエローキャロルはなんと100個収穫しました。イエローキャロルの実の色ですが、濃い黄色と薄い黄色があります。株によって色が異なります。今年は、昨年の実から採った種をまいています。教科書に「種まきしても親と別の実が採れる」と書かれていますが、それが実際に現れたものだと思います。右の写真の株は、色が濃くならないのに濃くなるのを待っていたため、多くの実が割れるか、虫食いか腐ってしまいました。

2012年8月11日 番外編~「男のトマト料E:トマトの詰め物?」

トマトと卵チャーハンの組み合わせに再度挑戦しました。トマトをくりぬき、そこに卵チャーハンを入れ、上にとろけるチーズを乗せました。オーブントースターで焼いて出来上がりです。トマトの酸味が強く、トマト乗せ焼き飯と同様に味は今一つでした。

2012年8月18日 収穫

収穫量が減ったのではないです。食べるのに苦労で、疲れたので、食べる分だけ収穫することにしました。収穫が遅れることによりダメにしてしまうトマトがでてきそうですが、トマト料理にばかり時間を使えないため仕方がありません。

2012年8月21日~ 収穫

収穫量が少しずつ減ってきました。赤く熟したフルティカトマトが減ってきたためです。一方、イエローキャロルは多くありますが、フルティカトマトに比べて味が劣るため意図的に少なめに収穫しています。フルティカトマトは緑色の実が数多くあり、最盛期は過ぎたものの、しばらく続けて収穫できそうです。

9/6の収穫で少し落ち着きました。イエローキャロルは、今年はもう収穫することがない気がします。トマト収穫はもうすぐ終わりになります。

2012年9月15日 ジャングル

ジャングル状態で放置です。これでも、1週間前に枝を大分取り除いています。

実はフルティカトマトです。これから赤くなります、

2012年9月17日~ まだ収穫

9/17に久しぶりの収穫をしました。虫にやられている実や割れた実が多いので収穫数は少ないです。味は悪くなく、美味しいです。9/23は2個。朝収穫し、昼に食べようとしたら小さい方が実割れしてました。畑には赤く熟した実が少なく、あってもほとんどが実割れか虫食い状態です。また、根元付近から枯れてきた様子もみられるので、トマト栽培はそろそろ終了だと思います。

2012年9月26日 もう終わりかな

9/15に期待していた実は割れてしてしまい、収穫できませんでした。この日は1個だけ収穫。これが最後のような気がします。連作障害テストの鉢植えのイエローキャロルは、数mmの実ができただけで収穫なし。芽かきもせず放置状態でしたが、収穫に値する実がつかなかったという結果でした。

2012年10月2日 倒壊

台風で倒壊しました。このまま片付け、今年のミニトマト栽培を終了としました。3個だけ食べられそうなトマトを収穫してきました。

 野菜の知識を深めてはいかがでしょうか

家庭菜園をされている方は、野菜栽培に関する本をお持ちだろうと思います。せっかく野菜に興味をお持ちなのですから、下記の本等で野菜の見分け方、栄養や美味しい食べ方について知識を広げてはどうでしょうかという提案です。

青果店「築地御厨」直伝 野菜の選び方、扱い方。―料理上手の基礎知識

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