子どもと氷瀑の庵滝へ

冬季に庵滝までハイキングした記録

標高:n/a

1/25000地形図:男体山、中禅寺湖

氷結した庵滝

あるいた日:

2016年2月7日

参加メンバー:

父、母、長女(8歳4ヶ月)

当日のアクセス

東武日光駅−(東武バス)− 赤沼

当日のルートと時間:

10:12赤沼−10:49戦場ヶ原展望台−11:18小田代原−11:33市道から樹林帯へ−11:45小休止(軽食)11:52−12:45庵滝まで13:16−13:54樹林帯から市道へ−14:08小田代原−14:35戦場ヶ原展望台−15:07赤沼

(行動時間4時間55分;食事休憩時間を含む)

ファミリー登山のお勧めポイントや情報

冬は日が短く、できるだけ早く出発した方がよい。

危険個所はない。

山あるきの記録

昨年に続き、戦場ヶ原でスノーシュー(ペースが良ければ庵滝まで足を延ばす)を計画しました。子ども用スノーシューを前日に購入。2人がスノーシュー、1人(私)がワカンとしました。戦場ヶ原までは、今年もまるごと日光 東武フリーパスを利用しての移動としました。

当日は6:53に春日部駅から乗車しましたが、昨年の教訓を活かし、途中切り離しまで会津高原方面に向かう車両で3人分の席を無事確保。偶然、昨年と同じ日(2月7日)の移動でしたが、電車内は昨年よりも空いていたように思います。後ろ2両の東武日光行き車両でも席を確保できたかも。東武日光から湯元に向かうバスも昨年より空いていました。

バスを赤沼で降りて準備開始。スノーシューはいいのですが、久しぶりのワカンで装着に手こずりました。事前に確認しなくっちゃ...。

朝10時過ぎのスタートであり、また、前夜に雪が降るかもという予報が外れたこともあり、雪の上にはトレースがしっかりとついています。昨年のスノーシューで向かった湯滝への分岐を過ぎると階段。スノーシューだとちょっと登りにくそうです。ここから先もトレースを辿っていきます。

今年は「できれば庵滝」の目標があるため、今年はゆっくりと歩くことなく、とにかく早め、早めです。それなのに、ワカンが外れること2回。私がペースを乱しました。ようやくワカンの付け方を思い出し、これ以降は外れることも調整も不要でした。

ワカンの調整で時間を使いましたが、庵滝に向かうかどうかを決めるポイントとして予め考えていた小田代原に着いたのは、予定よりも10分程度の遅れでした。子どもの調子はよさそうです。

「よし! 庵滝に向かおう! こんなに良い天気に恵まれたのだから」と庵滝行きを決定ー!(本当は、子ども連れでこの時間に向かうのはちょっと遅いのですが...)

市道は途中から雪が道路脇にしかなく、そこをスノーシューやワカンを付けたままでは歩きにくかったです。スノーシューやワカンを外せばよかったのですが、子どもの分も装脱着していると時間を使いそうなので、強行しました。

市道から庵滝に向かう分岐に来ると前方から何人もの登山者が来ます。庵滝に向かうルートに間違いないことを確認し、この地点からの時間を尋ねると「下りで30分くらいだった」との答え。「登りはどうでしたか?」「う〜ん、1時間くらいだったかな」と曖昧な返答。11:30を過ぎていましたが、ここまで来たら行くしかありません。子どもも「行く〜」と言っています。

しばらく進むと子どものペースがダウン。少し登りになって疲れを覚えたようです。大きな建物の前で軽食。そこで別の登山者にこの地点からの時間を尋ねると「30分。20分くらいだったかも」と。事前に調べたよりも時間がかからず庵滝に着きそうです。

休憩地点から30分経過して...、私たちは前方の山が近くなってきたなぁと感じる辺りに。そう、まだ庵滝に着いていません。ペースの落ちた子どもが一緒だからなのか、教えてくれた人の記憶違いだったのか。子どもが庵滝に着くまで、ここからさらに40分近く必要でした。庵滝に近づくと、歩きながら傾斜を感じます。そしてアップダウンや周り道(?)が多い。

氷結した庵滝付近を歩く子ども

「まだー?」と子どもに何度か聞かれた後、しばらくして遠くに滝を発見!ようやく滝に到着です。

時間が遅いためか、他の登山者はみな帰り支度。子どものすぐ後ろを歩いてきた単独行の男性と私たち家族のみとなりました。時間が遅い(12:50頃)ためか、庵滝には日が当っていません。それでも氷結した姿が見事であり、近くに行くと青白い氷が見て取れました。滝が完全に凍りついているのではなく、滝奥を水が流れ落ちている様子が見て取れるところもよかったです。

単独行の男性が「ここに来るとき、管理人のような人に『庵滝に向かうには遅い。もう下山を目指す時間だ』と言われた」と話してくれました。先を急がなければなりませんが、子どもが楽しみにしているラーメンは欠かせません。ということで、家族3人でラーメンタイム。単独行の男性は先に下山。

結局、滝を後にしたのは13:16。ここから急いで赤沼へ。休憩は...、休憩は立休憩で少しの水分補給をしたくらい。赤沼に着き、子どものスノーシューを外し始めたのは15:10過ぎでした。

バスの時刻表をみると、15:28にバスがあります。「乗るよ〜」との母親の言葉に3人で急いで身支度。いや、身支度する時間もないため、装備を外し、雪を払い、ザックに押し込んだだけで乗車。間に合った!

バスの中で帰りの電車の時刻表をチェックすると、16:31発快速を逃すと1時間待ちとなります。バスの東武日光着予定時間が16:27なので、乗換に4分しかありません!

バスは定刻通りに到着し、駅まで、電車までダッシュ...、のはずが、子どもが「足が痛くて走れない〜」とビッコひいています。「まずい」と思いながら励まし、何とか電車へ滑り込み乗車。席はバラバラに3人分を確保。途中駅で連結した車両に乗り換え、4人席を確保して家路へと向かいました。

帰りのバスおよび電車の時刻表をチェックしてなかったので、完全に結果オーライでした。15:28のバスに乗れなかったら、帰宅がもっと遅くなっていた。次の日が学校および仕事なのに...。庵滝に行くにはスタートが遅かったことを含め、山行の計画をもっとしっかりすべきと反省する機会にもなりました。

当日の子どもの格好

シャツ:普通の子ども服

パンツ:普通の子ども服

靴:タイオガブーツ Kid's

カッパ:モンベル製

ザック:モンベル製

スノーシュー:モンベル製

写真

赤沼をスタート トレースがしっかりついてます 橋を渡りにくそう
目印があり、迷いません 戦場ヶ原展望台 ここから市道歩き
市道歩きの始めは雪があった 小田代原 庵滝へ向かうにはここを入る
ここもトレースがくっきり 小休止。ここから30分? 2つの向き合う山が見えてきた
アップダウンあります 前方の山が近くなってきた 樹林帯を抜けていくと
庵滝は凍っていました 3人とも頑張りました 着いたときは陰っていた
滝の裏側をのぞいてみた こちらは反対側の滝 ラーメン食べてから下山

中禅寺湖方面に少し移動したところにある日帰り温泉を紹介します。日帰り入浴の料金は以下の通りです(リンク先は公式ホームページです)。なお、料金は変更となる可能性がありますので、入浴時間とともに事前に施設へご確認ください。

龍頭温泉館 憩いの湯  800円

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